3月

3月3日の誕生花〜ハナモモ(プルヌス・ペルシカ)〜

今日は3月3日。
耳の日だそうです。
日本耳鼻咽喉科学会が1956年に制定した記念日で、3月3日の「33」が「みみ」と読めることにちなみます。
「3」が耳の形に似ているから、また、電話の発明者ベルの誕生日であったからともされています。

そんな3月3日の誕生花は、
「ハナモモ」
というお花です。

今日はこのハナモモについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

花桃

ハナモモは、中国原産のバラ科サクラ属の耐寒性落葉低木です。
渡来は古く弥生時代といわれています。
中国では禍を避け、福を招く縁起の良い木と考えられています。
日本で観賞花木として栽培されるようになったのは江戸時代で、現在栽培される園芸品種の多くも江戸時代に作出されました。

樹高は8mにも達しますが、栽培されているものは高さを抑えてあることがほとんどです。
樹形には立性、枝垂れ、ほうき立ちがあり、場所に適した品種を選ぶことができます。
葉の長さは8cmから12cmほどと細長く、縁にギザギザ(鋸歯)があります。
サクラの仲間で、開花時期はサクラと同様に3月から4月です。
基本種は淡いピンク色の5弁花で、葉より先か葉と同時に咲きます。
多数の雄しべを持ち、花の色は薄紅、濃紅、白などがあります。

開花時期になると、ほのかな優しい香りを楽しめるのが魅力で、庭木や公園木としても人気があります。
ハナモモの切り花は、ひな祭りの飾りとしても利用されています。

◆花言葉

・あなたに夢中

古代から女性の性のシンボルとされた桃色の花の美しさからつけられた花言葉です。

・恋のとりこ

枝にびっしりと咲く桃色の花が若く健康的な女性をイメージさせることからきているのでしょうか。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

庭植えは、日当たりと水はけのよい場所を選んで植えつけます。
日陰に植えつけると枝が徒長し、花が咲きにくくなるので注意してください。
土質は特に選びませんが、強風によって枝が折れたり、倒れたりするおそれがあるので、強風が直接当たらない場所を選んでください。
大きく育つので、鉢植えには向きません。

・水やり

7月から9月中旬の高温期には、極端に乾燥しないように、朝か夕方に地面にしみ込むまでたっぷりと与えます。
ほかの時期には必要ありません。

・肥料について

2月から3月の落葉期に、緩効性化成肥料や有機質肥料(固形の油かすなど)を施します。
また、苗木のうちは花芽ができたあとの9月にも同様の肥料を施してください。

・病気と害虫

病気:縮葉病、灰星病、せんこう細菌病

縮葉病は、新葉が縮れたようになります。
灰星病は、花が腐って褐変します。
見つけしだい、花を取り除きます。
せんこう細菌病は、葉に茶色の斑点ができ、後に穴が空きます。
秋に感染した菌は越冬し、春から夏に発生します。
病斑のある葉を切り取り、発生初期に薬剤を散布します。

害虫:カイガラムシ、アブラムシ

カイガラムシは一度発生するとなかなか根絶できないので、数年間は継続して防除する必要があります。
アブラムシは4月中旬以降に発生するので、見つけしだい防除します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸