3月

3月11日の誕生花〜ラケナリア(アフリカヒアシンス)〜

今日は3月11日。
ジャイアントパンダ発見の日だそうです。
1869年のこの日、中国四川省の民家で、伝道中のフランス人神父アルマン・ダヴィドが、白と黒の奇妙なクマの毛皮を見て、これが欧米でジャイアントパンダが知られるきっかけとなったそうです。
なお、この日を「パンダ発見の日」とするのは日本独自のことで、学術的に正確な話ではないようです。
ちなみに、パンダの生物学的発見はレッサーパンダが先のようです。
より体格の大きい種が新たに発見されたことによって、元々パンダと呼ばれていたものがレッサーパンダ、大きい種をジャイアントパンダと呼び分けることになりました。
さらに後者のほうが有名になるに連れてパンダの名が後者の略称のように認識されるに至ったようです。

そんな3月11日の誕生花は、
「ラケナリア」
というお花です。

今日はこのラケナリアについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ラシュナリア

ラシュナリアは、南アフリカ原産のキジカクシ科ラケナリア属の球根性多年草です。
ヒアシンス科・ユリ科で分類されることもあります。
名前は、スイスの植物学者ド・ラ・シュナルの名前にちなみます。

葉が分厚いので、多肉植物として扱われる場合もあります。
筒状あるいは壺状の花を、穂状または総状に咲かせます。
寒い時期に花を咲かせる植物で、開花時期は11月から4月です。
基本的には横に水平に花びらが伸びるタイプが多いですが、斜め下に垂れ下がるように咲くタイプもあります。
花の色は白やピンク、黄色、オレンジ、青など多様で、品種によって大きく異なります。
秋に芽が出て育っていき、冬から春の間に花が咲き、夏前には落葉して休眠状態に入ります。
ラケナリアの球根はとても小さく、直径で2、3cm程の大きさしかありません。

秋植え球根ですが、耐寒性は弱いので、鉢植えにして冬は霜の降りない場所で育てるのがおすすめです。
かつては冬の高級贈答用鉢物として作られていましたが、シクラメンやシンビジュームが大量に出回るようになると、その座を追われるようになりました。
しかし、冬に花が咲いて花もちがよいことから、最近は寄せ植えに使われることも多くなりました。

◆花言葉

・持続する愛

花茎に下から上へと咲き上がる花がひとつも枯れることなく長く咲き続けることからつけられた花言葉です。

・はずむ心

長い花茎を穂になって軽やかに咲き上がっていく花の姿に、うきうきする気持ちをたとえた花言葉のようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

生育期(発芽~花が枯れるまで)は充分日光に当てて育てます。
寒さに弱く霜に当たると枯れてしまうため基本的に庭植えはできません。
霜の発生しない場所ではベランダの日溜まりなどでも越冬できますが、できれば11月頃には室内に取り込んで栽培します。
室内でも窓際に置いて日によく当たるようにしましょう。
暖かいと茎が伸びすぎて花が咲く頃にはひょろひょろになってしまうので、暖房の当たる場所には置かないようにしましょう。
生育適温は10℃から18℃です。
梅雨前に葉が枯れて休眠に入ったら、鉢ごと涼しい日陰に置きます。

・水やり

過湿にすると球根が腐ってしまいます。
乾燥にはよく耐えるので土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。
花後に葉が黄色く枯れてきたら水やりの回数を減らし、夏の休眠期は水を断ちます。

・肥料について

肥料は植え付ける際に土の中にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込みます。
追肥は開花時期に液体肥料を2000倍(通常の草花に与えるのよりも倍程度の薄さ)に薄めたものを2週間に1回与えます。
生育期を通して肥料は少量でよく、充実した球根なら植え付けの際に混ぜる肥料だけで充分育ちます。

・主な病害虫

特筆すべき病害虫はありません。


主な引用・参考元
ヤサシイエンゲイ