2月

2月18日の誕生花〜ムラサキハナナ(オオアラセイトウ)〜

今日は2月18日。
エアメールの日だそうです。
1911年のこの日、インドで初めて飛行機によって郵便物が運ばれたことにちなみます。
イラーハーバードで開かれていた博覧会のアトラクションとして、会場から8km離れた駅まで6,000通の手紙を飛行機で運んだようです。

そんな2月18日の誕生花は、
「ムラサキハナナ」
というお花です。

今日はこのムラサキハナナについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ショカツサイ

ムラサキハナナは、中国原産のアブラナ科オオアラセイトウ属の一年草です。
発芽した状態で冬を越し春に開花する越年草です。
元は外国から入ってきたものが野生化した帰化植物です。
別名の「オオアラセイトウ」とは、ストックの和名「アラセイトウ」からきています。
一重咲きのストックに花姿が似ているということからつけられた和名です。

葉は変化が多く、根際の葉が羽状裂になり、茎の上部の葉は長卵形で茎を抱くようにつきます。
鋸歯がほとんど目立たないものと、やや深めに入るものがあります。
株は根際から枝分かれしてこんもりします。
花はアブラナ科らしい十字形の紫の花を春から初夏にかけて咲かせます。
開花時期は3月から5月で、分枝して伸びた茎の先に総状花序を出し、花径2、3cm程の花を多数咲かせます。
すみれ色とも言える青みがかった紫色の花が可愛らしく、群生すると野原一面を紫に変えます。

園芸種もあり、種も流通していますが、繁殖力が強いので野草のように群生している姿を見かけます。
春になると河原や街中の空き地、道路脇など、身近なところで出会える花の一つです。

◆花言葉

・知恵の泉」「あふれる智恵

三国志に登場する知略に富んだ軍師の諸葛孔明(中国の三国時代の蜀漢の丞相)にたとえた花言葉です。
孔明が陣を張った場所に、ムラサキハナナの花が咲くようになったことが由来です。

・仁愛

仁愛の丞相として諸葛孔明の人柄が描かれていることからつけられたのでしょう。

・癒し

悲惨な戦争の跡地に慰めるように群れ咲く可憐な花の姿からからつけられたのでしょうか。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりのよい環境が適しています。
やせた土地や半日陰でも育つものの、徒長しやすくなってしまうので、可能な限り日光の当たる場所で育てましょう。
植える土壌には水はけのよい土が適しています。
鉢植えでムラサキハナナを栽培する場合は、「赤玉土小粒7:腐葉土3」の割合で混ぜた配合土を使用してください。
地植えでムラサキハナナを栽培する場合は、植え付け1週間前の段階で、腐葉土3割ほどを庭土に混ぜ込んでおきましょう

・水やり

表土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
地植えでムラサキハナナを育てている場合は、自然の降雨で十分です。

・肥料について

植え付け・植え替え時に緩効性化成肥料を施すのみで十分です。
多肥な環境にすると徒長を招き、花つきも悪くなってしまいます。

・主な病害虫

とても強健な植物なので、病害虫の被害はほとんど受けません。
病気の心配をせずに安心して育てられます。


主な引用・参考元
GreenSnap