4月

4月9日の誕生花〜ウォールフラワー〜

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今日は4月9日。
大仏の日だそうです。
天平勝宝4年旧暦4月9日(新暦752年5月26日)に奈良の大仏の開眼供養が行われたことにちなみます。

そんな4月9日の誕生花は、
「ウォールフラワー」
というお花です。

今日はこのウォールフラワーについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

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ウィールフラワーとは、別名ニオイアラセイトウ(匂紫羅欄花)やエリシマムと呼ばれる、南ヨーロッパ原産の花です。
春にアブラナ科特有の小さな十字形をした4枚の花弁を多数付けます。
北半球の温帯地方に100種ほどの仲間が存在する、種類豊富な花の一つです。

葉は被針形で最大23㎝ほどの濃緑色です。
花には香りがあり、花径2~3㎝の4弁花のストックに似た愛らしい花を咲かせ、春の庭の縁取りによく利用されます。

原産地のヨーロッパでは、古い土壁の上に生えていたり、海岸の崖、岩地であったりと平地ではなく足場の悪いところに自生しています。
このような生育している場所に由来して「ウォールフラワー」と呼ばれるようになったと言われています。

◆花言葉

・愛の絆、逆境にも負けない愛

ウォールフラワーは、昔スコットランドで青年と姫が駆け落ちするときのしるしにウォールフラワーの花が使われたことに由来しているとされています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

石のすき間でもよく育つ植物で、水はけのよいことが大切です。日当たりと風通しのよい場所を好み、高温多湿になると株が蒸れて腐りやすくなります。
園芸品種は早生に改良され、低温にあわなくても開花するようになっているので、一年草として楽しむこともできます。耐寒性は約-5℃、関東地方の平野部以西では、冬から早春の花壇材料として利用できます。

・水やり

鉢植えでは、多湿にならないよう、用土が乾いたらたっぷりと与えます。
庭植えでは、ほとんど必要ありません。

・肥料について

鉢植えでは、10月から11月、3月から4月に施します。月1回置き肥をするか、月3~4回液体肥料を施します。暖かい日だまりや室内の窓辺では12月から2月も生育・開花するので、液体肥料を施します。
庭植えでは、ほとんど必要ありません。

・病気と害虫

病気:根腐れ、灰色かび病

日当たりと風通しがよく、用土の水はけがよければ、病気はほとんど見られません。
多湿にすると根腐れしやすくなり、混みすぎると灰色かび病などが発生します。
花がらは早めに切り取ります。

害虫:アブラムシ、コナガ

アブラムシやコナガの防除を行います。
ストックなど他のアブラナ科の植物と同様です。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸