3月

3月4日の誕生花〜チューリップ(ウッコンコウ)〜

今日は3月4日。
バウムクーヘンの日だそうです。
1919年のこの日、広島県物産陳列館(現在の原爆ドーム)で行われた「ドイツ作品展示会」で、カール・ユーハイムが日本で初めてドイツの伝統菓子のバウムクーヘンの製造販売をしたことに由来し、カール・ユーハイムが創業した製菓会社ユーハイムによって2010年に制定されました。

そんな3月4日の誕生花は、
「チューリップ」
というお花です。

今日はこのチューリップについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

鬱金香

チューリップはトルコ原産のユリ科チューリップ属の球根性多年草です。
名前の語源は、トルコ語でターバンを意味する「Tulipan(チュルバン)」にちなみます。
トルコ駐在のオーストリア大使オージェ・ギスラン・ド・ブスベックが現地でチューリップを指し何の花かと尋ねたところ、通訳の方が誤って、花のかたちがターバンに似ている、と答えました。
そこでこの花の名前は「チュルバン」と伝わり、「チューリップ」になったそうです。

草丈は種類にもよりますが、15cmから60cmのものが主に出回っています。
開花時期は、大きく分けると、早咲き、普通咲き、遅咲きの3時期があります。
同じチューリップでも開花の時期がかなり違います。
違う開花時期のものを一緒に寄せ植えすると、開花時期がずれてしまい見栄えが悪いので、鉢植えに植える場合は単一種を植え付ける方が一般的です。
花色は赤、白、黄色をはじめ、ピンク、紫、アプリコット、クリーム色、ブラック系、複色など多彩です。
また咲き方も、ユリ咲き、パーロット咲き、フリンジ咲き、八重咲きなど多様な咲き方があります。
最近は葉が斑入りのチューリップもあります。

チューリップは切り花としてもたくさんの品種が流通しています。
切り花が出回るのは年末くらいから3月がピークです。
豊富な花色、咲き方があるチューリップは春の花束の素材として、とても人気があります。

◆花言葉

・魅惑、名誉

美しい娘チューリップが何度も愛をささやく秋の神ヴェルツゥヌから逃れて貞操の女神ディアナに花に変えてもらったというギリシャの伝説からつけられています。

・愛の告白、失われた愛、思いやり

城下町に住む美しい少女に同時にプロポーズした3人の騎士の気持ちと、3人を大切に思い自らをチューリップに変えた少女の心の表れです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりのよい場所で育てます。
庭植えの場合は、水はけがよいところで、連作はできるだけ避けます。
植えつけの2、3週間前に、1㎡当たり堆肥1kgと苦土石灰100gをよくすき込んでおきます。

・水やり

球根植えつけ時に水やりをしたあとは、庭植えの場合は雨にまかせます。
鉢植えの場合は鉢土の表面がよく乾いたときにたっぷりと水やりします。
次年も咲かせたい場合は、花後も葉が枯れるまでは、土が乾かないように水やりを続けます。

・肥料について

用土にはあらかじめ緩効性化成肥料(窒素リン酸カリ等量)を元肥として混ぜておきます。
12月中旬くらいに緩効性化成肥料を追肥します。

・病気と害虫

病気:かいよう病、褐色斑点病、モザイク病

かいよう病は、発芽直後に葉に灰白色の小さな斑点が現れ、やがて葉の表面が縮れます。
発病した株は抜き取ります。
褐色斑点病は、葉に黄色の小さな斑点が現れて大きくなり、ひどくなると葉が枯れます。
花には白色から褐色の斑点が現れます。
雨が多いときに発生しやすく、発病した株は抜き取ります。
モザイク病は、葉に淡い黄緑色のモザイクが現れます。赤い花弁には白い筋が入ります。

害虫:アブラムシ

春先にアブラムシがつくことがあるので注意します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸