2月

2月1日の誕生花〜ボケ(カラモッコウ)〜

今日は2月1日。
テレビ放送記念日だそうです。
1953年のこの日、NHKが東京地区で日本初のテレビの本放送を開始したことに由来しています。

そんな2月1日の誕生花は、
「ボケ」
というお花です。

今日はこのボケについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

唐木瓜

ボケは、中国原産のバラ科ボケ属の落葉低木です。
瓜に似ている果実が実るため、木になる瓜で「木瓜(もけ)(もっけ)」と呼ばれていました。
この木瓜が訛ってボケとなったと言われています。
日本には平安時代に渡来して各地に広がりました。

まだ寒い頃から葉に先立って花が咲きます。
春になると枝が見えないほど鈴なりに花がつきます。
咲き方は一重や八重咲きなど様々です。
花色も鮮やかな朱色や赤、白、ピンク、まだらに色が入るタイプ、一本の株に紅と白の花をつけるものなどがあり多彩です。
葉は、先がとがったタマゴ形で縁に鋭いギザギザがあります。
生長がとても早く、枝の伸びも良いですが、大きくなっても2mから3m程でそこまで高くはなりません。

庭木や盆栽、生け垣、切り花として観賞され、200を超える品種が栽培されています。また、観賞だけではなく、香りのよい果実を使って果実酒やジャムをつくることができます。
原産地の中国では「放春花」という名前で表記され、『どの花よりも先に春の香りを放っている花』という意味があるそうです。

◆花言葉

・指導者

春に先駆けて花を咲かせることからつけられた花言葉です。

・早熟

葉より先に花を開くことからつけられた花言葉のようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりのよい場所で、乾燥しすぎない土壌であれば、土質を選ばずによく生育します。
とげがあるので、人や動物の侵入止めの生け垣にすることができますが、庭に植える場合は、ケガをしない場所を選ぶ必要があります。
鉢植えは、通年よく日の当たる戸外で管理し、開花期には室内に取り込んで観賞します。
ただし、夏の高温期には、土壌の乾燥を避けるために、半日陰に移動させます。

・水やり

植えつけからまもなくは、乾いたら水を与えますが、真夏の特に乾燥するとき以外、水やりは不要です。
鉢植えは極端に乾燥させると、葉が枯れたり、蕾が落ちたりします。
浅鉢に植えて販売されていることが多いので、水は落葉期には少なめ、春と秋は1日1回程度、夏は十分に与えて、乾燥させないように管理します。

・肥料について

庭植えは1月上旬から2月下旬に寒肥として、緩効性の化成肥料や固形の発酵油かすを施します。
鉢植えは、開花後のお礼肥として4月上旬から5月上旬に、また、株が充実する9月下旬に、緩効性の化成肥料や固形の発酵油かすを施します。

・病気と害虫

病気:赤星病、根頭がん腫病

最も注意が必要なのが赤星病で、新葉にオレンジ色の斑点が入ります。
ビャクシン類などから伝染するので、これらの近くに植えるのは避け、発生した場合は、殺菌剤を散布します。
根頭がん腫病は、春に植え替えをすると発生しやすくなるので注意します。

害虫:アブラムシ類、カイガラムシ類

春から秋までアブラムシ類やカイガラムシ類が発生することがあるので、剪定して風通しをよくし、予防します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸