1月

1月18日の誕生花〜ユキワリソウ(ミスミソウ)〜

今日は1月18日。
118番の日だそうです。
緊急通報用電話番号118番の知名度向上のため、2011年1月18日より海上保安庁が制定しました。

そんな1月18日の誕生花は、
「ユキワリソウ」
というお花です。

今日はこのユキワリソウについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

雪割草

ユキワリソウは、国内原産のキンポウゲ科ミスミソウ属の多年草です。
正月から春にかけて、降り積もった雪を割るようにして茎を伸ばし、花を咲かせる様子にちなんで名付けられました。
春を告げる花として知られ、他の花と比べると春にいち早く咲きます。

葉はだ円形で根生し、緑色でしわが多く、縁には波状のゆるい鋸歯があり、やや裏側に曲がった形をしています。
花茎は高さ7cmから15cm程になり、その先に3個から20個の花をつけます。
花の少ない早春の時期に赤、白、ピンク、水色、紫など色とりどりの花を咲かせる人気のお花です。
二段咲きや八重咲など花形もバリエーション豊富で愛好家も多い山野草です。
温かい日光がさしたときだけ花を開き、曇ったり寒いときには花を開きません。
1株から次々と花を咲かせ、環境が合えば育てやすい植物です。

高山植物ではなく平地の山野草ですので、高山植物やラン科の植物に比べると育てやすい植物です。
毎年咲かせるだけであればむしろ易しい部類にはいります。
元来生命力の強い種なのか、6cmポットのまま4年ほど植替えしていない苗でも生き残ることも。

◆花言葉

・自信、忍耐

深い雪の下でじっと春を待ち、長く厳しい冬を乗り越えて雪解けとともに可憐な花が咲くことからつけられています。

・はにかみや

春を待ちきれないでうっすらと残る雪の下から恥ずかしげに顔をのぞかせることからつけられています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

鉢植えの場合、春は明るく日当たりのよい場所で管理します。
花が終わり、葉の展開が始まったら、木もれ日の下や明るい日陰、または50%の遮光下で、ゆるく風の流れる環境で管理します。
梅雨入りごろからは風通りのよい日陰か、70%から90%の遮光をして管理します。
この時期に少しでも直射日光が当たると、のちに葉が傷むので注意してください。
梅雨から翌春の開花前まで日陰でゆったりと管理をして、花芽の充実を促します。
冬の乾いた風や強い風は、葉や花芽を傷めるので注意が必要です。
庭植えの場合は、自生環境と同じく落葉樹の下が好ましいでしょう。
冬に凍結のひどい地域では落ち葉などをかけて、春までゆっくりと眠らせておきます。

・水やり

斜面に自生しているので多湿や停滞水を嫌います。
基本的には常に鉢土の表面が乾くころを見計らって、たっぷりと与えます。
夏は夜間、春と秋冬は朝の水やりがよいでしょう。
庭植えの場合も、極端な乾燥を嫌うので、晴天が続くときは、乾き具合を見てたっぷりと水やりします。

・肥料について

鉢植え、庭植えとも、葉の展開するころからは、葉が充実するように、チッ素分の多い液体肥料を施します。
葉の展開後に中心の小さな葉(止め葉)が見え始めるころには花芽形成期に入るので、リン酸分の多い液体肥料に切り替えます。
梅雨明けから夏場は液体肥料は施しません。秋の彼岸前後から冬までは、チッ素、リン酸、カリが等量の液体肥料を施し、株の充実を図ります。
液体肥料はどのタイプも通常2週間に1回施します。
植え替え2週間後の置き肥と、花後のお礼肥などの置き肥も効果的です。
植え込み時には、元肥として緩効性化成肥料を1株当たり数粒施します。

・病気と害虫

病気:灰色かび病、炭そ病、ウイルス病など

花の終わりごろから葉の展開期に多い灰色かび病と、芽出し後の炭そ病がよく出る症状です。
灰色かび病は、落ちた花弁や古葉の傷んだ部分にカビ状のものが生えます。
花後に花弁を取り除いて予防します。
炭そ病は、葉に茶斑や黒斑が出て枯れてくるもので、風の流れで伝染することもあります。
見つけしだい隔離して様子を見ます。
また、近年ウイルス病のようなものも見られます。
芽出し後の葉を形成する時期に、色むらやひどい委縮が現れたときは感染の疑いがあります。
伝染が怖いので、見つけしだい処分します。

害虫:ナメクジ、アブラムシ、ネコブセンチュウ、バッタ、ハダニ

開花前からナメクジの食害が目立ちます。
1年間丹精した花や芽を全部食べられることもあります。
ウイルス病を媒介するアブラムシの発生も見られます。
根に小さなこぶ(ゴールと呼ばれる)がついていたらネコブセンチュウ(ネマトーダ)の被害です。
梅雨ごろからハダニが発生します。
夏ごろからはバッタによる葉の食害も見られます。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸