1月

1月17日の誕生花〜セントポーリア(アフリカスミレ)〜

今日は1月17日。
おむすびの日だそうです。
米に関係する民間企業やJA等でつくる「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」が2000年11月に制定し、2001年から実施されています。
日附は公募で選ばれ、阪神大震災ではボランティアの炊き出しで被災者が励まされたことから、いつまでもこの善意を忘れない為、1月17日を記念日としました。

そんな1月17日の誕生花は、
「セントポーリア」
というお花です。

今日はこのセントポーリアについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

Saintpaulia

セントポーリアは、熱帯アフリカ原産のイワタバコ科セントポーリアの多年草です。
名前の由来は、タンザニアのウサンバラ山地でドイツ人のフォン・セントポール・イレール男爵が発見したことから名付けられたそうです。
別名でアフリカスミレと呼ばれますが、その別名のとおりスミレに似た青紫色の花を咲かせます。

茎が短くてビロードのような濃緑色の葉は卵型をしています。
花形や草姿などを分別すると、約15,000種類にも上るそうです。
茎が短くほとんど伸びないタイプの「ロゼッタ型」と、逆に茎が這いながら伸びるタイプの「トレイル型」という2つのタイプに分けられています。
開花時期は盛夏を除く通年となっており、非常に長い期間花を楽しむことが可能です。
品種改良により、さらに花が落ちにくく長く楽しめるようになっています。
2cmから4cmほどのスミレのような花が可愛らしい植物です。
園芸品種は無数に存在し、花の形や色、葉の形は非常に多様です。

耐寒性、耐暑性はどちらもあまりなく過酷な気温には弱い植物ですが、人が心地よく過ごせる温度であれば通年元気に育ち、弱い光でも育てることができます。
常緑性の植物で比較的開花期は長く、鉢植えの場合は室内のみで栽培することができる特性から、室内花の女王と呼ばれています。

◆花言葉

・小さな愛

他の室内鉢花に比べて、花が小さくて可憐であることからきています。

・深窓の美女

レースのカーテンで直射日光をやわらげた室内の窓から離れた場所で咲く美しい花の姿をたとえたものです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

通年、レースのカーテン越しの日ざしが当たる、明るい室内で育てます。
暗い場所では蛍光灯を株の20cmぐらい上に設置しましょう。
強い日ざしは必要ない一方、寒さと暑さに弱いので、冬は最低温度10℃以上を保ち、夏は南向きや西向きの部屋を避けて、北側の窓辺など涼しい場所を選びましょう。

・水やり

春と秋は、用土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。
夏は高温で生育が停滞するので少し乾かし気味にしてください。
冬は加温しておう盛に育っている株には春秋と同様に水を与えますが、10℃を下回るような寒い場所では乾かし気味にします。
用土に直接水を与え、葉にはかからないようにしましょう。
葉に冷たい水をかけると斑点ができてしまいます。

・肥料について

真夏と真冬を除く、9月から5月まで液体肥料を施します。
表示の使用濃度の最も薄めの倍率で回数多く施すのがうまく育てるコツです。
10月から11月に緩効性肥料を施します。

・病気と害虫

病気:灰色かび病

灰色かび病は11月から7月に、花がらに発生します。
花がらをこまめに摘み、葉の上や株のすき間に落ちた花弁を取り除きましょう。

害虫:アブラムシ、ホコリダニ

アブラムシは、風通しが悪かったり肥料過多になったりすると、通年発生しやすくなります。
ホコリダニは、高温乾燥が続くと発生します。
発生すると新芽が萎縮して成長が止まります。
非常に小さいので肉眼ではダニの姿は見えません。
軽石や砂を敷いた上に鉢を置き、水を含ませて湿度を高くすると予防できます。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸