9月

9月27日の誕生花〜コルチカム(イヌサフラン)〜

今日は9月27日。
女性ドライバーの日だそうです。
1917年のこの日、栃木県在住の渡辺ハマ(当時23歳)が自動車運転免許試験に合格し、日本女性初の自動車運転免許証を手にしたことに由来しています。

そんな9月27日の誕生花は、
「コルチカム」
というお花です。

今日はこのコルチカムについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

オータム・クロッカス

コルチカムは、ヨーロッパや北アフリカなどが原産のイヌサフラン科イヌサフラン属の多年性球根植物です。
名前の由来は、古くにあった都市「コルキス(Colchis)」に多く咲いていたことに由来します。
また、和名ではイヌサフランと呼ばれますが、イヌは「似て非なるもの」を意味し、花がサフランによく似ているけれど、実際は全く違うものであることから付けられたそうです。

土や水なしでも花が咲くことで有名ですが、もちろん土に植えての栽培も可能です。
机の上にそのまま転がしておいたり、コップやお皿などにポンと載せておくだけでも咲かせてしまう程です。

咲き方には一重咲きや八重咲きがあり、花も小輪から大輪まであります。
花色には白やピンク、紫、黄色などがあります。
花の咲くころには葉はなく、翌春になって線形の葉が出てくる。

種子や球根にはコルヒチンという有害物質が含まれています。
摂取すれば下痢や嘔吐、呼吸困難、皮膚の知覚麻痺が生じ最悪の場合は死に至ることもあリます。
ギョウジャニンニクと葉っぱが似ていることから誤食事故が後を絶ちません。

◆花言葉

・危険な美しさ

きれいな花を咲かせますが、実は有毒で危険な植物であることから、名付けられています。

・華美、美徳、幸福

上に真っ直ぐ凛と咲く花で、この美しさから名付けられました。

・楽しい思い出

楽しかった夏が瞬く間に過ぎたことを寂しく思い、名付けられています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

耐寒性、耐暑性とも強く、日当たりと水はけのよいところで育てます。
球根に蓄えられた養分だけで開花するので、一度花を咲かせるだけなら植える場所を選びません。
しかし、翌年も花を咲かせるには、新しくできる球根を十分に太らせる必要があります。
早めに根をしっかりと張らせ、春の葉が展開している間は日光によく当てることが大切です。
6月ごろには葉が枯れて休眠に入ります。水はけがよければ植えっぱなしにもできますが、高温期の長雨は病害虫によって球根が傷むこともあるので、梅雨前に掘り上げ、風通しのよい日陰で乾燥貯蔵しておくのが確実で安全です。

・水やり

成長期には十分な水分を必要とするので、秋から春まで、用土の乾き具合を見てたっぷりと与えます。
特に葉が大きく茂る3月から5月は乾燥させないよう注意します。

・肥料について

堆肥や腐葉土などを混ぜて土壌改良を行い、元肥と少量の苦土石灰を混ぜて植えつけます。
3月から4月と9月から10月に化成肥料を株のまわりにまくか、液体肥料を3~4回施します。

・病気と害虫

病気:白絹病など

水はけが悪いと白絹病が出やすいので、土の水はけをよくして防ぎます。
梅雨前に球根を掘り上げて乾燥させるのがよいです。

害虫:根ダニ

水はけをよくするとともに、球根を梅雨前に掘り上げて乾燥保存するのが一番です。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸