9月

9月28日の誕生花〜ダンギク(カリオプテリス)〜

今日は9月28日。
パソコン記念日です。
1979年9月28日にNECがパソコンブームの火付け役となったPC-8001を発売したことに由来しています。

そんな9月28日の誕生花は、
「ダンギク」
というお花です。

今日はこのダンギクについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

段菊

ダンギクは、東アジアが原産のシソ科ダンギク属の多年草です。
日本では、九州の長崎、鹿児島、対馬に分布しており、日当たりの良い岩場や斜面で、群落を形成しています。
現在では環境の変化に伴って自生地が減少し、環境省レッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類に登録されています。
名前の由来は、キクによく似た葉と、段差をつけて咲く花の様子に由来します。

葉は先の尖った卵形で、縁にはやや荒い鋸歯があり、対生します。
葉茎には細かい毛が密生しているため、やや白味を帯びているように見えます。
茎は直立して花を咲かせながら、草丈30~80㎝程度に成長します。

開花時期は9月から10月で、上部の茎の葉の付け根に花序を出し、茎を囲むように花径5mmから7mm程度の小さな花を多数密生させます。
シソ科の植物に多く見られる唇形花で、長い雄しべと雌しべが花弁から突出します。
花序は半球状で、上へ上へと咲きあがっていきます。
基本種の花色は淡い紫色ですが、白花やピンク色の花を咲かせる品種も流通しています。

◆花言葉

・忘れ得ぬ思い

思い出の一つずつが花の段になり、思い出が幾つも重なっていくことからつけられています。

・悩み

すべての段の花が咲きそろわずに、下の段から順に茶色くなってタネをつける様子からつけられたようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

風通しのよい日なたで育てます。
日陰では枯れはしませんが、花つきが少なくなります。
根がとてもおう盛に張るので、鉢は5号以上の大きめのものを選びます。
庭植えでは、土を盛って周囲より15cmほど高くした花壇に植えます。

・水やり

鉢植えは、表土が乾いたら十分に与えます。
庭植えの場合は、よほどの日照りが続かないかぎり必要ありません。

・肥料について

チッ素、リン酸、カリが等量か、それに近い配合の緩効性肥料を、春の芽出しから夏にかけて施します。
5号鉢で有機質肥料を施すなら親指大のものを3、4個、月1回置き肥します。
夏以降は、リン酸とカリ主体の液体肥料を1000倍に薄めたものに切り替えて、週に1回施し、花つきを促します。
盆栽的に育てる場合は、ほとんど施さないか、無肥料でも大丈夫です。

・主な病害虫

特筆するべき病害虫はないです。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸