12月

12月18日の誕生花〜グロリオサ(キツネユリ)〜

今日は12月18日。
国連加盟記念日です。
1956年12月18日に日本の国際連合加盟案が全会一致で可決され、国連加盟が承認されたことに由来しています。

そんな12月18日の誕生花は、
「グロリオサ」
というお花です。

今日はこのグロリオサについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

狐百合

グロリオサは、熱帯アジア及びアフリカ原産のイヌサフラン科キツネユリ属の球根性多年草です。
日本には明治時代に渡来し、昭和の中頃から市場に出回るようになりました。
名前はラテン語のGloriosus(見事な)が語源と言われています。
また、和名ではキツネユリと呼ばれ、花がキツネの顔のように見えたことが由来となっています。

葉は先端が巻きひげ状になっていて、他の植物やフェンスなどに絡み付いて生長する特性があります。
開花時期は7月から9月で、華やかで綺麗な花を咲かせます。
赤と黄色のグラデーションが美しい細い花びらが印象的で、それ以外オレンジやピンク、白、緑などの花色もあります。
6枚の細長い花びらがすべて反り返ったように咲き、まるで炎のような形をしています。
グロリオサの花びらは厚みがあり、少しの刺激で折れやすいのでぶつけたりしないように注意が必要です。

全草に有毒成分であるコルヒチンを含有し,とくに地下部に多くなっています。
塊茎は,ヤマイモ等に酷似しており,誤食による食中毒の報告があります。
コルヒチンは、アルカロイドの一種で、口腔・咽頭灼熱感、発熱、嘔吐、下痢、背部疼痛などを発症する他、臓器の機能不全などにより死亡することがあります。

◆花言葉

・栄光に満ちた世界

炎のような赤に黄色の縁取りがあり、世界的な大富豪の名を冠する花の華やかさから連想してつけられました。

・おしゃれな心

つぼみのときは下向きの花弁が開くと、反転して上になっていく花の印象に、おしゃれをしているときの気持ちをたとえたもののようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

春の芽出しから梅雨までは、戸外の日なたに置きます。
ただし、真夏の直射日光に当たると葉焼けを起こすので、梅雨明けから秋の彼岸ごろまでは、半日陰に置きます。
彼岸以降は再び日なたに移動させ、10月ごろに葉が黄色くなるまで管理します。
葉が黄色くなった株は、球根を掘り上げ、10℃以上保てる場所で春まで貯蔵しましょう。

・水やり

植えつけ後は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりしてください。
10月ごろに葉が黄色くなったら、水やりを中止して乾かします。

・肥料について

鉢植え、庭植えともに、植えつけ後に球根の芽が出てきたら、緩効性の窒素リン酸カリ等量の化成肥料を8月いっぱいまで置き肥します。

・病気と害虫

病気:ウイルス病

葉や花にモザイク状の色の濃淡が現れたら、ウイルス病の可能性があります。
ウイルス病は一度かかると治らないので、症状の出た株は廃棄しましょう。
アブラムシに汁を吸われる際や、ハサミなどの器具によっても伝染するので、アブラムシの発生に注意し、器具は塩素や熱湯で消毒して使いましょう。

害虫:アブラムシ

5月から11月、新芽にアブラムシが発生します。
アブラムシはウイルス病を媒介するので、早期に防除しましょう。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸