8月

8月16日の誕生花〜ペチュニア(ツクバネアサガオ)〜

今日は8月16日。
五山送り火の日です。
毎年8月16日に京都府京都市左京区にある如意ヶ嶽(大文字山)などで行われるかがり火のことです。
宗教・歴史的な背景から「大文字の送り火」と呼ばれることもあります。

そんな8月16日の誕生花は、
「ペチュニア」
というお花です。

今日はこのペチュニアについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

衝羽根朝顔

ペチュニアは、南米原産のナス科ペチュニア属の多年草です。
原産地では多年草ですが、寒さの弱いため日本では一年草扱いとなります。
名前の由来は、ブラジル先住民のPetun(たばこ)が語源になっています。
たばこの花に似ていることにちなむそうです。
1767年にフランスのコンメルソンがウルグアイで本種の白花を発見したのがヨーロッパに伝わったとされています。
日本にはツクバネアサガオ」の名称で渡来しました。

開花時期は、4月から10月までの暖かい時期です。
寒さには弱いため、冬には枯れてしまう一年草ですが、最盛期には夏の暑い日でもきれいな花を咲かせてくれます。
花色がとても豊富で、花の形は一重咲き、八重咲き、絞り咲きなどがあります。
毎年新品種が登場し、あまりに品種が多くなったため、近年ではペチュニアの花の定義が曖昧になりつつあります。
大輪、中輪、小輪とあり、園芸品種は500種を超えるそうです。

剪定を上手にすると、枝分かれしてたくさんの花を咲かせるので、ハンギングやコンテナ栽培にも適しています。
育てやすく誰からも好まれる花形のペチュニアは、開花時期も長く、切り戻しや花がら摘みなど他のお花を育てる時も必要な栽培方法を学ぶことができるので、これからお花を育てる方への最初の花におすすめです。

◆花言葉

・あなたと一緒にいると心が和む、心の平安

名前の由来にもなった、タバコにちなんでつけられたといわれています。

・変化に富む

多彩にな花形や、紅やピンク、紫、黄、黒、覆輪や絞りなど豊富な花色からきているとされています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

鉢植えは、通年、日当たりと風通しのよい場所で管理します。
冬越し用の小苗をさし芽でつくる場合や、秋にタネをまく場合、12月から4月ごろまでは、日当たりのよい室内で管理します。
寒風の当たらない南向きの日だまりを選んで霜よけを行えば、戸外で冬越しさせることもできます。
庭植えにする場合には、日当たりのよい場所を選びます。
マルチングをしたり、レイズドベッドのような一段高くなった花壇に植えつけたりすると、泥はねを防ぐことができます。

・水やり

鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。

・肥料について

鉢植え、庭植えともに元肥として緩効性肥料を忘れずに施します。
多肥を好むので、3月から11月の生育期は緩効性肥料を定期的に追肥し、液体肥料も2週間に1回程度施してください。

・病気と害虫

病気:灰色かび病

雨が続くと発生しやすいです。
花がらや枯れ葉をこまめに取り除いて予防します。

害虫:アブラムシ、オオタバコガ、ハスモンヨトウ

アブラムシは、1年を通じて発生します。
ウイルス病を媒介するので、よく観察し、発生したら防除しましょう。
オオタバコガやハスモンヨトウは、夏から秋にかけて幼虫が蕾や花を食害します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸