12月

12月17日の誕生花〜センリョウ(クササンゴ)〜

今日は12月17日。
飛行機の日だそうです。
1903年のこの日、アメリカ・ノースカロライナ州のキティホークでライト兄弟が人類初の動力飛行に成功したことにちなみます。

そんな12月17日の誕生花は、
「センリョウ」
というお花です。

今日はこのセンリョウについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

千両

センリョウは、東アジア原産のセンリョウ科センリョウ属の常緑低木です。
山林の湿った半日陰の場所に自生しています。
江戸時代までは、センリョウカ(仙寥花)と呼ばれていましたが、見た目の似ている万両よりも実つきがまばらなことと、縁起をかつぐ意味を込めて千両になったといわれています。

樹高は50cmから80cmほどに生長し、縁にギザギザのある濃い葉っぱを1年中茂らせます。
開花時期は6月から9月頃で、黄緑色の小さな花を10数個かたまって咲かせますが、花びらはなく目立ちません。
10月から2月頃につける真っ赤な実を鑑賞して楽しみます。

花の少ない冬に美しい実をつけるセンリョウは、庭木としても人気があり、関東地方以西では屋外で冬越しできます。
極端な乾燥にだけは注意が必要ですが、丈夫で育てやすい樹木です。
正月の縁起物として古くから生け花に利用されています。

◆花言葉

・恵まれた才能

新梢ごとに葉の上にたわわに実るつややかな赤い実の豊かさをたとえたものです。

・裕福、富、財産

葉の上にたくさんの実をつける様子が富を連想させることからつけられたようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

自生地では、落葉樹や常緑樹林の林縁に生えているので、栽培するときは、明るい日陰で強風が当たらない場所が適しています。
また、土壌は極端に乾燥しない、腐植質に富んだ、水はけがよいものが適しています。
鉢植えは、通年戸外に置き、春と秋は半日陰、夏は直射日光が当たらない日陰、冬は寒風が当たらないような場所で管理しましょう。

・水やり

植えつけからしばらくの間は、土が乾いたら水を与えますが、その後は必要ありません。
鉢植えは、極端に乾燥させないように、土の表面が乾いたら水を与えます。
いずれも夏の高温期、冬に極端に乾燥させないことが、実つきを促します。

・肥料について

鉢植え、庭植えのどちらの場合も、肥料はほとんど必要ありません。
苗を購入して株を大きくしたい場合は、5月から6月の間に、緩効性化成肥料などを少量施します。
特に油かすなど、チッ素分の多い肥料を施すと、成長し続けるために花が咲きにくくなり、実がつかなくなるので注意します。

・主な病害虫

病害はほとんど見られませんが、根や茎が黒変し、腐って枯死する立枯病に侵されることがあります。
罹病株から土壌を伝って感染するので、株を抜いて廃棄し、病気が発生した場所には植えないようにします。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸