3月

3月16日の誕生花〜ジンチョウゲ(センリコウ)〜

今日は3月16日、国立公園指定記念日だそうです。
これは、1934年3月16日に当時の内務省が、瀬戸内海・雲仙(現在の雲仙天草)・霧島(現在の霧島屋久)の3か所を国立公園に指定し、日本初の国立公園が誕生したことに由来しています。

そんな3月16日の誕生花は、
「ジンチョウゲ」
というお花です。

今日はこのジンチョウゲについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

沈丁花

ジンチョウゲ(沈丁花)は、中国原産のジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑性低木です。
名前は、花の香りが沈香(ちんこう)に似ていることと、十字型の花が丁子(クローブ)に似ていることに由来しています。
漢名では瑞香、別名輪丁花とも呼ばれます。
日本では室町時代頃にはすでに栽培がされていたと言われています。

葉脈が見え無い細長い葉が特徴的で、枝の先に輪を描くように集まって生えます。
2月から4月頃、枝の先にピンクや白の花をつけ、非常に良い香りがすることでも知られています。
その香りは、夏のクチナシや秋のキンモクセイと共に三大芳香花と呼ばれます。

落ち着いた雰囲気なので、和風の庭にもよく合います。
玄関先や庭先に植えて香りを楽しむのがおすすめです。
2月から咲き始めるので、他の春の花よりやや早く、ポイント的に使うと季節感の演出になります。

◆花言葉

・不死、永遠、不滅

沈丁花が常緑樹で、季節を問わず美しい緑の葉をたたえる沈丁花を見て、このような花言葉が付けられました。

・青春のよろこび、歓迎、甘美な思い出

沈丁花のもつ良い香りからイメージしてつけられた花言葉です。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

庭植えは、西日の当たらない半日陰を選んで、根を切らずに植えつけます。
日陰では花が咲きにくくなるので注意が必要です。
有機質に富んだ、水はけと水もちのよい、弱酸性の土壌を好みます。
大株は移植すると枯れることが多いので、植えつけ場所をよく選んでから庭植えにします。
根が切れると株が枯れてしまうことが多いので、植え替えの必要な鉢植えには向きません。

・水やり

根が地中深くに伸びないため、極端な乾燥を嫌います。
新芽が成長する春や、高温になる夏に乾燥させないよう、乾いたら十分に与えてください。
そのほかの季節は、水やりの必要は特にありません。

・肥料について

春に伸びる新芽を健全に生育させるため、花後の4月後半と、株が充実する9月に緩効性化成肥料を施します。
また、寒肥として有機質肥料を1月から2月に施します。

・病気と害虫

病気:白紋羽病、ウイルス病

根に菌がついて褐変し、葉が黄化したり、縮れたようになったりして枯死します。
そのほかにウイルス病などがありますが、症状が見られたときには回復できないほど進行していることが多いようです。
強剪定や連作を避けることで、予防することができます。

害虫:アブラムシ、ハマキムシ

大きな被害を与える害虫はあまりいませんが、春から夏にアブラムシとハマキムシが発生することがあります。
アブラムシは新芽を萎縮させたり、ウイルス病を媒介します。
ハマキムシは葉を食害します。
どちらも見つけ次第、薬剤等で防除してください。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸