9月

9月21日の誕生花〜サルビア・スプレンデンス(ヒゴロモソウ)〜

今日は9月21日。
ファッションショーの日(ファッションショー・メモリアル・デー)だそうです。
1927年9月21日に、日本で初めてのファッションショーが銀座の三越呉服店で行われたことに由来しています。
初代水谷八重子ら3人の女優がモデルとなり、一般から図案を募集した着物を披露しました。

そんな9月21日の誕生花は、
「サルビア・スプレンデンス」
というお花です。

今日はこのサルビア・スプレンデンスについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

緋衣草

サルビア・スプレンデンスは、南アメリカ原産のシソ科サルビア属の多年草です。
原産地では宿根性の多年草ですが、耐寒性がないため、日本では一年草として分類されています。
明るくて華やかな花を咲かせることから、観賞用として日本へ渡来したのは明治時代で、昭和になってから広く栽培されるようになりました。
綺麗な赤色が見映えのする花として、世界中の熱帯~温帯地域で栽培されている人気の植物です。

矮性品種が人気で草丈は1m以下と小型です。
茎の断面は四角で、シソ科らしい葉柄のある葉が茎に対生します。

花茎の先端から総状花序を伸ばし2輪から6輪の花を段状に咲かせます。
開花時期は5月から10月(東京だと11月くらいまで咲いていることも)と半年の間楽しむことができます。
硬い鐘状で先端が5裂した赤い花萼から赤い花が咲きます。
花色は、最もポピュラーな赤色の他、ピンクや白などがあります。
数日で落下しますが、その後も赤い花萼が残るので花が長く続いているように見えます。

花に蜜が有り、これを吸って遊んだ経験のある方も少なくないのではないでしょうか?
暑さに強い上、育て方も簡単なので、夏から秋にかけての花壇材料によく使われ、公園や街路などの公共花壇でもよく用いられます。

◆花言葉

・あなたのことばかり思う

葉以外の花冠や萼、茎も赤いことからつけられたそうです。

・私の心は燃えている、燃える思い

燃えるように鮮やかな緋紅色を現わす花言葉です。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりを好み、水はけがよく、しかも乾燥しないところが適地です。
土質はあまり選びませんが、腐植質に富む肥沃な弱酸性土が理想的で、リン酸分の多いほうが花つきがよくなります。
生育適温は15℃から25℃です。
霜や凍結に弱く、一年草扱いしますが、最低5℃ぐらいを保てば冬越しすることもできます。
夏は30℃以上でも生育しますが、花つきは悪くなります。

・水やり

用土が乾き始めたらたっぷりと与えます。
水切れさせると生育が悪く、下葉が枯れ上がる原因となります。

・肥料について

生育がおう盛で開花期間も長いので、庭植え、鉢植えとも定期的に施します。
肥料が切れると生育が止まり、花も咲かなくなります。
月に1回、緩効性肥料を置き肥するか、または、月に3回ほど液体肥料を施します。

・主な病害虫

アブラムシ、ヨトウムシなどの防除を行います。
夏の乾燥期にはハダニがつくことがあるので、葉水で予防しておくとよいでしょう。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸