12月

12月23日の誕生花〜センニチコウ(センニチソウ)〜

今日は12月23日。
東京タワー完成の日です。
1958年、東京都港区芝公園に東京タワーが完成し、完工式が行われたことにちなみます。

そんな12月23日の誕生花は、
「センニチコウ」
というお花です。

今日はこのセンニチコウについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

千日草

センニチコウは、熱帯アメリカ原産のヒユ科センニチコウ属の春まき一年草です。
センニチコウ(千日紅)という名前の由来は、長い間花の色があせず、鮮やかさを保つことからこの名前がついたようです。
日本へは江戸時代のはじめまでには伝わってきていたとされています。

草丈は15cm程度の低いものから、80cm程度に大きく育つものもあります。
開花時期は5月から11月頃で、花は松ぼっくりのような独特の形をしています。
しかし、花びらのように見える部分は、苞と呼ばれる葉の一種で、本当の花びらは苞の先端にある、ごく小さな部分です。
花径は2cmから2.5cmと小さく、妖精のような愛らしさを持っています。
苞の色は赤やピンク、紫、白、黄など多様です。

苞葉は乾燥させても色あせないので、ドライフラワーにも利用されます。
切花が1ヶ月以上もつほど花持ちがよく、地植えでも長期間楽しめます。
20cm程度の矮性種から高性種まであり、矮性のものはかわいい印象で花壇や寄せ植えに、高性種は野趣があるので、ボーダーガ-デンや切花に向きます。

◆花言葉

・変わらない愛情、変わらぬ愛

花期が長く、風通しのよい日陰で逆さにしてつるしておくと、簡単にドライフラワーになり、乾燥しても美しい花色を保つことからつけられています。

・不朽

カサカサした紅色の花弁(苞)が色あせずに長く残ることからつけられています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

戸外の日当たりと水はけのよい場所に植えつけます。
水はけの悪い場所に植える場合は、盛り土したり腐葉土を混ぜたりして、水はけを良くしてください。

・水やり

鉢植えでは、土の表面が乾いてきたらたっぷり水やりします。
過湿にしないように注意してください。
なお、乾燥には強いので、庭植えでは水やりは、ほぼ不要です。

・肥料について

鉢植え、庭植えともに、5月から10月の間に、緩効性化成肥料を月1回施します。

・病気と害虫

病気:立枯病

5月から11月、深く植えたり、過湿になったり、株元がぐらついて傷がつくなどすると、立枯病が発生します。
浅く植え、乾かし気味に管理し、ぐらつく場合は支柱を立てましょう。

害虫:ハダニ、ナメクジ

7月から9月に高温乾燥が続くと、ハダニが発生しやすくなります。
水やりの際、葉裏にも水をかけると発生を抑えることができます。
6月から7月の梅雨どきに、ナメクジの発生が多くなります。
夜行性で、昼間は鉢の底や石の陰に隠れているので、探して捕殺するか、夜に這い出てきたものを捕殺してもよいでしょう。
苗が小さいうちは、食べられるとダメージが大きいので、特に注意が必要です。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸