12月

12月13日の誕生花〜ピンクシンビジューム〜

今日は12月13日。
ビタミンの日だそうです。
『ビタミンの日』制定委員会によって2000年9月に制定されました。
1913年のこの日、鈴木梅太郎が、米ぬかから抽出した脚気を予防する成分に「オリザニン」と命名したことを東京化学会で発表したことを記念しています。
このオリザニンは後に、この1年後に発見されたビタミンB1と同じ物質であることが判明しています。

そんな12月13日の誕生花は、
「ピンクシンビジューム」
というお花です。

今日はこのピンクシンビジュームについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

シンビディウム

シンビジウムは、東南アジア原産のラン科シンビジウム属の常緑多年草です。
名前の由来は、ギリシャ語の舟(cymbe)と形(eidos)の意味を含み、その唇弁(唇状の花びら)の形が舟をイメージすることに由来しているそうです。
原産地では樹木に着生したり、根元に地生したりする半着生の洋ランです。
日本には明治以降に渡来し、贈答用の鉢花としても人気があります。

株の根元には丸く大きくふくらんだバルブと呼ばれる茎の変形した部分があり、ここに養分や水分をためて生育します。
葉は大きく伸び、品種により直立したり、やわらかく垂れたりとさまざまです。
また、花茎を直立からアーチ状に伸ばして開花しますが、最近は下垂性といって、下向きに垂れて咲く種類も出てきています。
開花時期は12月から5月と長く、さらに花持ちも良いため長期間花を愛でることができます。
通常はアーチ状に伸びる花茎を、支柱などで半下垂状に仕立てた株も見られますが、これらは翌年以降は上向きに伸びて開花します。

カトレア、デンドロビウム、パフィオペディルムと共に世界四大洋蘭の一つです。

◆花言葉

・高貴な女性

気品のある花のピンクの花色の女性的なイメージから連想してつけられています。

・熱心さ

ボリュームたっぷりに花をたくさんさかせることからつけられたようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

年間を通して日当たりがよく、より長く日光に当たる場所で栽培します。
真冬以外は戸外での栽培が適しています。
5月上旬から9月上旬は遮光率の低い遮光ネットなどを張り、強い日ざしを避けるようにします。
庭木の下などは、明るいようでも日光不足になりがちなので注意が必要です。
また風通しも大切で、常に風で葉が揺れている状態が最適です。
理想的な状態にできるだけ近づけるように、株どうしの間隔をあけて風が抜けるようにします。
冬に室内に取り込んでいるときも、暖かな日中は少し外気に当てるようにするとよいでしょう。

・水やり

根が十分張った株は水分をたくさん必要とします。
春に新芽を出してから秋にバルブが大きく太って完成するまでは、乾かさないようにたっぷり与えます。
特に夏は毎日十分な水を与えてください。
秋から冬にかけては週1、2回程度の水やりで十分ですが、蕾が伸び始めたら水やりの回数をふやし、水切れさせないようにします。

・肥料について

春から真夏前まで、固形の有機質肥料を規定量置き肥し、1か月ごとに取り替えます。
緩効性化成肥料を用いる場合は、効果が長く続くので春に1回だけ施します。
また、液体肥料も同時に施し始めて、9月下旬まで週1回水代わりにたっぷりと施します。

・主な病害虫

病気:ウイルス病

葉にまだらの黒い斑点が不規則に出て、花が咲きにくくなります。
ウイルス病にかかると治らないので、発見しだい廃棄処分にします。
早期に発見して対処しないと周囲の株にもうつるので注意しましょう。

害虫:アブラムシ、カイガラムシ

蕾が大きくなってきたときにアブラムシがよく発生します。
また、株が込んでいると葉裏にカイガラムシも発生します。
風通しがよくなるように鉢を置き直しましょう。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸