1月

1月20日の誕生花〜クチベニスイセン(ポエティカス)〜

今日は1月20日。
玉の輿の日だそうです。
1905年のこの日、アメリカの実業家J・P・モルガンの甥のジョージ・モルガンが祇園の芸妓・お雪と結婚した。お雪は「日本のシンデレラ」と呼ばれた。

そんな1月20日の誕生花は、
「クチベニスイセン」
というお花です。

今日はこのクチベニスイセンについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

口紅水仙

クチベニスイセンは、ヨーロッパ原産のヒガンバナ科スイセン属の多年性球根植物です。
名前は花びらのふちの赤さが、クチベニを連想させることからこの名が付いたようです。
英語ではPoeticus narcissiと表記し別名をポエティカスと呼ばれています。
日本には明治末年に渡来しました。

まっすぐに伸びた長さ30㎝ほどの花茎の先端に、鮮やかな紅色の縁取りが印象的な花を咲かせます。
開花時期は3月から4月です。
花姿は花びらと萼片の6枚で、中心にラッパ状の副花冠がついています。
花色は白ですが、カップ(副冠)の先端にくっきりと赤が入って、まるで口紅を引いたような花姿が特徴です。
古くから親しまれてきた水仙は、世界で1万以上の品種が登録されていて、花の形や花色、草姿などから12系統に分類されています。
代表的な種類はこのクチベニスイセンをはじめ、ラッパ水仙・八重咲き水仙・房咲き水仙などがあります。

花には強い芳香があり香水の精油に使われます。
よく水仙の葉はニラと間違えられることが多いですが、水仙には毒があります。
このクチベニスイセンは、毒性が他の水仙よりさらに高く、誤って食べないように細心の注意が必要です。

◆花言葉

・自己愛、自惚れ

ギリシャ神話の美少年ナルキッソスの伝説からきています。

・すてきな装い

白い花弁を引き立てるカップの紅い縁取りが口紅のように見えるおしゃれな花の姿からつけられています。

・詩人の心

古代から多くの詩人の心を魅了して、詩人に歌われた花であることからきているのでしょう。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりのよい場所で育てます。
粘土質の土壌よりも砂質土壌を好むので、水はけが悪い場合は、パーライトや軽石などを加えて土壌改良します。

・水やり

庭植えの場合は、ほとんど不要です。
しかし、冬の間も生育し続けているので、土壌がひどく乾いた場合は水やりします。
鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。

・肥料について

用土にはあらかじめ緩効性化成肥料を元肥として混ぜておき、その後は芽が出たら(11月ごろ)リン酸分の多い液体肥料を施します。
花後にお礼肥として、カリ分の多い液体肥料か、三要素等量の肥料を置き肥します。

・主な病害虫

ウイルスによるモザイク病が発生し、葉に黄色いすじ状の斑が入ることがあります。
ウイルス病治療はできませんが、主にアブラムシが媒介するので、アブラムシの防除をしっかり行います。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸