今日は1月6日。
色の日だそうです。
色に関係する職業の人の記念日で、日付は「い(1)ろ(6)」の語呂合せから。
そんな1月6日の誕生花は、
「デンドロビウム」
というお花です。
今日はこのデンドロビウムについてご紹介します。
◆特徴
デンドロビウムは、熱帯アジア原産のラン科の多年草です。
アジア一帯の亜熱帯から温帯にかけて1600種類ほどが自生しており、日本にもセッコクが自生しています。
花名は、ギリシャ語で「樹木」を意味する「dendron」と、「生活する」を意味する「bion」が語源となっています。
これは、他の木に着生して育つデンドロビウムの生態に由来します。
開花は葉が落ちてから開花する品種と葉がついたまま開花する品種があります。
棒状の茎を伸ばして葉をつけ、葉を落とした茎から順に花を咲かせます。
花は胡蝶蘭に似て、各節から2、3個咲かせます。
開花時期は2月から10月頃が開花期で、分類や品種よって時期が異なります。
冬の寒い期間以外は、なにかしらかの種類の花が咲いています。
明るい窓辺で、カーテン越しに日を当てながら育てると、3週間ほど花を楽しむことができます。
樹木の幹の表面に根を広げて植物体を支えたり、水を吸っている着生ランなので過湿は嫌いますが、空中湿度は高い方が良いです。
また、ランの中ではヒマラヤ山麓にも自生するほど寒さには比較的強いです。
株そのものが凍ってしまわない限り枯れる事がない丈夫なランです。
◆花言葉
・わがままな美人
色鮮やかで豪華絢爛たる大輪の花の、圧倒されそうな美しさを現わしたもので、白い花は清楚な美しさが際立っています。
・真心
女性的なイメージのあるピンクの花色で、花つきと花もちがよいことからきているようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日当たりが良く風通しの良い場所を好みます。
4月から11月頃は戸外の日当りが良い場所に置き、冬の間は室内の日当たりが良い窓辺に置きます。
夏の直射日光が当たると葉焼けを起こすので弱めの遮光をして葉焼けを防ぎましょう。
・水やり
根が濡れたままの状態を嫌います。
植え込み材が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。
生長期の5月から9月頃までは、植え込み材がやや濡れていてもたっぷりと水を与え、梅雨期間のみ軒下などに移動させる方がよいです。
10月頃からはバルブ(茎)がやせてくる程度に、乾かし気味に水やりをします。3月頃から花芽が出てきたら、開花までたっぷりと水を与えましょう。
・肥料について
肥料は5月から7月下旬ごろまで与えます。
月に1回ほど油かすなどの置き肥を鉢の隅に施し、それとは別に週1回、水やりの度に規定より少し薄めた液体肥料を与えます。
8月以降は肥料を施しません。
・主な病害虫
病気には炭疽病、灰色かび病があります。
ウイルス病は治せないのでかかったら処分するほかありません。
炭そ病は葉やけしたり株を弱らせないように注意します。
灰色かび病は低温多湿にならないように管理し、殺菌剤の散布で対処します。
害虫はカイガラムシやハダニ、アブラムシやスリップス、ナメクジなどの害があります。