1月

1月7日の誕生花〜ウメ(カゼマチグサ)〜

今日は1月7日。
人日の節句です。
五節句のひとつで、古来中国では、この日に7種類の野菜(七草)を入れた羹(あつもの)を食べる習慣があり、これが日本に伝わって七種粥となった。
日本では平安時代から始められ、江戸時代より一般に定着したとされています。

そんな1月7日の誕生花は、
「ウメ」
というお花です。

今日はこのウメについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

花梅

ウメは、中国原産のバラ科サクラ属の落葉高木です。
日本には中国からかなり古い時代に薬用として渡来しました。
樹高は10mに達しますが、3mから5m程度で管理され、古くから花、香り、果実の3拍子揃った春を告げる落葉花木として全国各地で植栽され広く親しまれています。

枝が広く張り、葉は長さ5cmから8cm程度で鋸歯があります。
花は2年枝の細く短い枝に3cm程の香りのよい花を咲かせます。
開花時期は2月から4月で、花色は白、またはピンクから赤色をしています。
果実は、毎年6月頃に黄色く熟します。
毎年この時期になると、スーパーなどでも梅の果実が多く販売されるようになります。

果樹としては各地に産地があり、観賞樹としては庭や公園に春を告げる木として好んで植えられます。
また、花もの盆栽の代表格でもあります。

◆花言葉

・華やかさ

滝のように枝垂れた枝いっぱいにゴージャスに咲く花の姿からつけられています。

・柔らかさ

枝垂れた枝に沿って楚々とした花をふんわりとまとった樹姿からつけられたようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

鉢植え、庭植えともに日当たりがよい場所を選びます。
水はけのよい肥沃な土でよく育ちます。

・水やり

鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
庭植えで植えつけて2年以上たつ株は水やりの必要はありませんが、夏に雨が少ないときは土の乾燥がひどくならないうちにたっぷり与えます。

・肥料について

庭植えは、12月から1月に有機質肥料を寒肥として株元の周辺に埋めておきます。
鉢植えは、開花後に化成肥料を株元に追肥します。

・病気と害虫

病気:うどんこ病

春と秋の涼しい気候の時期に多く発生し、葉が白いうどん粉(小麦粉)をまぶしたようになります。
枝の混みすぎなどで風通しが悪いことも発生要因となります。

害虫:アブラムシ、オビカレハの幼虫、コスカシバ

アブラムシは、開花後の芽吹きの時期に発生します。
葉の萎縮などの原因になるので注意します。
オビカレハの幼虫は「ウメケムシ」とも呼ばれ、よく発生します。
落葉期の冬に、枝にリング状に産みつけられた卵塊を見つけて取り除きます。
卵を見逃して幼虫が発生したら、糸で覆った巣で集団生活している若齢幼虫のうちに巣ごと取り除いて処分します。
大きくなると食害する量もふえ、樹上で分散するので捕殺しにくくなります。
コスカシバの産卵時期は5月から10月ごろまでと長く、ふ化した幼虫が幹や枝の樹皮下に侵入して冬を越し、3月ごろから食害を再開して、木を枯らすこともあります。虫のふんやヤニが出ていれば、幼虫が侵入している証拠です。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸