今日は1月8日。
イヤホンの日だそうです。
イヤホンナビが制定した記念日で、いつでも気軽に音楽を聴ける道具として、「イ(1)ヤ(8)ホン」の語呂合せでこの日を記念日としました。
そんな1月8日の誕生花は、
「シクラメン」
というお花です。
今日はこのシクラメンについてご紹介します。
◆特徴
シクラメンは、地中海地方原産のサクラソウ科シクラメン属の多年性球根植物です。
名前は、ギリシア語で円(Circle)を意味する「kuklos」が語源とされており、球根の形が丸いことにちなむそうです。
和名は、花茎の先に反り返って咲く花の様子から「篝火花(カガリビバナ)」といいます。
また、豚が根茎を食べることから、英語でsowbread(豚のパン)ともいい、その訳語で「豚の饅頭」とも呼ばれます。
花色は赤からピンク、白などの定番色に加え、黄色や紫の珍しい色のものがあります
咲き方では八重咲きや花弁にウェーブが入るロココ咲きなど、さらには香りをもつ品種まであり、毎年次々と新品種が発表されています。
八重咲き品種はタネがつきにくく、花もちがよいといった特徴があります。
また、個性的な斑の入る緑葉のほかに、シルバーリーフあるいはプラチナリーフと呼ばれる銀葉があり、花とのコントラストが美しく、より気品高い印象を感じさせます。
株と花の大きさによって、大輪系、中輪系、小輪系(ミニシクラメン)にタイプ分けされ、さらに寒さに比較的強く庭植えにもできるガーデンシクラメンがあり、それぞれ栽培の最低温度が異なります。
育て方には、葉を枯らして球根だけの状態で夏越しさせる「休眠法」と、葉を残して生育させながら夏越しさせる「非休眠法」の2つの方法があります。
6月ごろ、植物の状態を見て判断しますが、初心者には非休眠法のほうが簡単です。
非休眠株は休眠株と比べて開花が1か月ほど早く、年内から花が見られます。
◆花言葉
・清純
みずみずしく清らかな花色の白から連想してつけられています。
・思いやり
さまざまな模様や色合いの葉の上にかたまって咲く白く清楚な花のどこからきているのようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
冬は室内のよく日の当たる窓辺で管理します。
ただし、直接霜に当たると株が傷み、ひどい場合には枯死することがあるので、木の下や軒下などで育てます。
3月中旬からは日中、日当たりのよい戸外で雨に当てないように管理し、徒長気味になっていた株を締めて育てますが、最低気温が10℃以下になるときは室内に取り込みます。
梅雨時期からは、戸外の雨のかからない風通しのよい明るい日陰で管理します。休眠させた場合は日陰へ移します。
9月中旬からは春の方法に準じて育て、最低気温が10℃を下回るようになったら室内に取り込みます。
・水やり
底面給水鉢で育てている場合は、夏に休眠させないかぎり、受け皿の水がなくならないように適宜補給します。
普通鉢で育てている場合は、鉢土の表面が乾いてきたら、葉をめくって球根の頂部に水がかからないように、株元にたっぷりと水やりします。
夏に休眠させるときは、6月から8月の間、一切水を与えないようにします。
ガーデンシクラメンは非休眠法で育て、土が乾いてきたら株元にたっぷりと水やりしてください。
・肥料について
9月から5月上旬までは、1週間に1回程度、液体肥料を施します。
夏の間は、非休眠株には2週間に1回程度、薄めの液体肥料を施しますが、休眠株には一切施しません。
・病気と害虫
病気:灰色かび病、軟腐病
気温が低くて湿度が高く、葉や花にかかった水が乾かないとき、灰色かび病が多発します。
また、高温期で通気が悪いときには、軟腐病が発生することがあり、球根が腐って悪臭を放つ症状が見られます。
水やりのときに株に水をかけないように注意し、風通しをよくして予防しましょう。
害虫:シクラメンホコリダニ、スリップス
高温乾燥時に、シクラメンホコリダニとスリップスがつきやすく、葉や蕾が萎縮したり、花が奇形になったりします。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸