6月

6月17日の誕生花〜スイカズラ〜

今日は6月17日。
おまわりさんの日だそうです。
1874年(明治7年)のこの日、巡査制度の誕生と同時に警察官という職業が誕生したことに由来しています。

そんな6月17日の誕生花は、
「スイカズラ」
というお花です。

今日はこのスイカズラについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

スイカズラ

スイカズラは、スイカズラ科スイカズラ属の半落葉性のつる植物です。
名前の由来は、花に甘い蜜があり「蜜を吸うつる植物」からスイカズラ(吸葛)とつけられたそうです。
実際に口に含むと、甘い蜜を少しだけ味わうことが出来ます。
一つの花に含まれる蜜の量は非常に少量です。
日本原産の植物ですがヨーロッパで品種改良され、香りの良さから人気が出た植物です。
なお、非常に繁殖力が強いために一部の国では害草として指定されています。

卵型の葉が2枚向かい合わせに生え、その葉の付け根から両側2つずつ花が咲きます。
英名でHoneysuckle(ハニーサックル)と呼ばれるその名の通り、香りの良い花を咲かせます。
開花時期は4月から6月くらいで、一つ一つの花は短命ですが、花数が多く次々と咲くので長く花を楽しむことができます。
花の咲き始めは白ですが、翌日には黄色に変化することから金銀花という別名もあります。
フォルムが特徴的で、花びらが上下に大きく2つに分かれたような形をしています。
その中心から飛び出すように雄しべと雌しべが付いています。

生育力の強いつる植物で、フェンスなどに絡ませると良く繁茂します。
日当たりがよければ大した手入れをしなくても毎年花を咲かせてくれます。

◆花言葉

・愛の絆

寄り添った樹木などにつるが巻きついて離れないところからつけられています。

・献身的な愛

生薬として葉や茎(忍冬)、つぼみ(金銀花)に抗炎症や抗菌作用があり、解熱や解毒、神経痛などに用いられる薬用植物であることからきているのようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりと水はけのよい場所で育て、つるを剪定・誘引することがきれいに育てるコツです。
日当たりが少ないと花つきが悪くなるので注意が必要です。
鉢植えでは、苗よりも1回り大きな鉢に、鉢底ネットと鉢底石を敷き、根についた土を崩さずに植え付けます。
地植えにする場合は、冬の冷たい風が当たらない水はけよいところが適しています。
苗よりも1回り大きな植え穴を掘り、鉢植え同様根についた土は崩さず植えます。

・水やり

地植えは、真夏で日照りが続くとき以外は降雨のみで育ちます。
鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやり、春から秋にかけての生育期に乾燥させすぎないように注意します。

・肥料について

地植えの場合には特に必要ありません。
鉢植えにする場合には2月から3月頃、ゆっくりと効く緩効性化成肥料または、油かすと骨粉を同量混ぜたものを株元に施します。
さらに、薄めた液肥を月1〜2回ほど、つぼみが見えはじめるまで与えると花つきと香りがよくなります。

・主な病害虫

スイカズラは、病害虫や公害に強く、大抵の場所で育ちます。
稀にアブラムシの被害に遭うことがありますので、見つけ次第捕殺します。


主な引用・参考元
LOVEGREEN