4月

4月4日の誕生花〜アセビ〜

Japaneseandromeda

今日は4月4日。
幸せの日だそうです。
女の子の節句であるひなまつりが3月3日、男の子の節句であるこどもの日が5月5日で、その間の4月4日が「4(し)と4(し)」の合わさる日としてこのように呼ばれるようになったそうです。
また、男子(だんし)と女子(じょし)が歩み寄った日とも云われ、男子と女子の夫々の「子(し)」が合わさる日で「幸せの日」といわれる事もあるようです。

そんな4月4日の誕生花は、
「アセビ」
というお花です。

今日はこのについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

Japaneseandromeda

アセビは、スズランに似た小さな花の固まりを枝いっぱいにたわわに咲かせるツツジ科の常緑低木です。
日本の山地でよく見られる樹木ですが、庭木としてもよく利用される丈夫な植物です。
アセビの仲間(アセビ属)は、アジア東部、北アメリカ、キューバに約7種が分布しています。
日本にはアセビとリュウキュウアセビが自生しています。

アセビは1m~4mくらいに生長する低木で、多くの小枝に分かれて葉をびっしりつけます。
春に白やピンクのつぼ状の花を穂のようにつけ、垂れ下がって咲く様子は優雅です。

アセビの「葉」「樹皮」「花」には強い有毒成分があり、有毒植物とされている。
誤食すると、腹痛・嘔吐・下痢などの症状が現れ、重症になると神経麻痺・呼吸困難などの後、死に至ることも。
枝葉にアセボチンという有毒成分を含んでいて、馬が食べると足がしびれることから、漢字表記では馬が酔う木と表記します。
このように、有毒な植物という性質上、動物にも昆虫にも食べられることなく、きれいな状態で生育しやすいです。

◆花言葉

犠牲、献身

アセビは英語で「Japanese andromeda(日本のアンドロメダ)」と呼ばれます。
アンドロメダといえば、ギリシア神話に登場するエチオピアの王女アンドロメダは、国を救うために怪物の生け贄になりました。
その後、英雄ペルセウスに救われてその妻になりました。
このギリシア神話が花言葉の由来とされています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

乾燥し過ぎず、水はけがよい土が適しています。
午前中は日が当たる半日陰か、日なたが向きますが、日陰でも比較的よく生育します。
ただし、日陰の時間が多いと花数は少なくなります。
葉が傷むので、冬に乾風が当たらない場所を選びます。

・水やり

庭植えには特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりをします。
鉢植えでは、枝が伸びる春から秋までの間は、十分に水を与えます。

・肥料について

花が終わり、新芽が伸び出す前の3月下旬から4月上旬に、緩効性化成肥料を施します。
また、暑さが和らぎ、花芽の分化が終わる9月下旬から10月下旬に、春と同様の肥料の半量を施します。

・主な害虫

汁液を吸い、葉を白く変色させるグンバイムシや、葉を食害するハマキムシが秋まで発生します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸