2月

2月21日の誕生花〜ギョリュウバイ(スコパリウム)〜

今日は2月21日。
漱石の日だそうです。
文部省が作家・夏目漱石に文学博士の称号を送ると伝えたのに対して、1911年のこの日に漱石が「自分に肩書きは必要ない」として博士号を辞退する旨を書いた手紙を時の文部省専門学部局長に送ったことに由来しています。

そんな2月21日の誕生花は、
「ギョリュウバイ」
というお花です。

今日はこのギョリュウバイについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

御柳梅

ギョリュウバイは、オーストラリアやニュージーランド原産のフトモモ科レプトスペルマム属の常緑低木です。
葉の形が「御柳(ギョリュウ)」という樹木の葉に似て、花が梅の花に良く似ているため、日本ではこの二つを合わせて「御柳梅(ギョリュウバイ)」と呼ばれるようになりました。

葉が線状で小さく先端がとがった形をしていて、やや赤みがかります。
株はこんもりしたブッシュ状になります。
細い枝にはトゲがあり、鉢植えなどで移動する場合には、注意が必要です。
開花時期は11月から5月頃で、白、ピンク、赤紫色の花を咲かせます。
咲き方は一重咲きや八重咲きのものがあります。
花は紙細工のような印象で、淡く香りがあります。

細い枝を密に生やし、その枝に葉や花を多くつけるため、生け垣に利用させることがあります。
「ネイティブフラワー」や「ワイルドフラワー」と総称される、最近人気の南半球原産の植物の一種です。
蜜源植物で、抗菌作用や免疫力のアップなどの効用で注目を集めているマヌカハニーはギョリュウバイの花から採れるハチミツのことです。
ただし、どのギョリュウバイからもたくさんのハチミツが採れるわけではなく、豊富な蜜を採れる品種は特定の品種です。

◆花言葉

・華やいだ生活

びっしりと咲くきれいな花の蜜やお茶の代用の葉が荒野を開拓する移民の厳しい生活に潤いと華やぎを与えたことからきているようです。

・蜜月

ハネムーン(蜜月)の旅行先として人気があるオーストラリアやニュージーランドで仲良く寄り添うように咲く花の姿にちなむ花言葉です。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりと風通しのよい環境を好みます。
ただし、真夏に西日が強い場所は避けて植え付けましょう。
過湿に弱いので水はけのよい土に植え付けます。
鉢植えの場合は、市販の花と野菜用培養土か赤玉土、腐葉土、川砂を混ぜ合わせたものを使用します。

・水やり

表土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。
庭植えの場合は、極端に土が乾燥している場合以外は、根付いてからの水やりは不要です。

・肥料について

あまり肥料を必要としないため、春と秋に緩効性肥料を根元に施す程度で十分です。

・主な病害虫

特にかかりやすい病気や害虫はありません。
枝葉が枯れてしまう場合は、水切れや風通しの悪さが原因となっている可能性が高いでしょう。


主な引用・参考元
LOVEGREEN