今日は11月20日。
ピザの日だそうです。
凸版印刷によって1995年に制定されました。
ピザの原型といわれるピッツァ・マルゲリータの名前の由来となったイタリア王妃マルゲリータの誕生日に由来しています。
そんな11月20日の誕生花は、
「ゲッカビジン」
というお花です。
今日はこのゲッカビジンについてご紹介します。
◆特徴
ゲッカビジンは、メキシコ原産地のサボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物です。
名前は月の夜に照らされた美女のような花形からつけられました。
別名ではゲツライコウ(月来香)と呼ばれます。
これは月下美人の花が夜に咲き、香りが漂ってくるということからこの別名で呼ばれているようです。
幅広い肉厚な葉をうねるように伸ばします。
開花時期は6月から11月で、直径20cmから25cm程の大きな白い花をつけます。、
1年に1度花を咲かす、というような話が知られていますが、実際には株のもっている体力によって年に咲く回数は変わります。
上手に育てられれば年に3、4回花をつけることもありますが、1度も咲かないこともあります。
花が閉じた後は、天ぷらやおひたしなどにして食べることができます。
古くから薬用としても利用されていたようで、台湾では薬膳料理として食べられているようです。
◆花言葉
・あでやかな美人、はかない美
花がとても美しいことで知られる一方、その寿命は1日と短く、そもそも育てて花を咲かせることも大変であることから、その儚く美しいさまに由来しているとされています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
11月から4月は、日当たりのよい室内に置きます。
日によく当てることで花芽がつきやすくなるので、5月から6月は戸外の日なたで直射日光に当てます。
少し葉が黄ばむくらいにするとよく花芽がつきます。
梅雨明けから9月中旬の日ざしが強い時期は、葉焼けを防ぐために、戸外の半日陰に移動させ、日中の直射日光を避けます。
9月中旬から10月は、再びしっかり日に当てます。
寒さには弱いので、霜が降りる前に室内に取り込む必要がありますが、乾かし気味に管理すれば0℃近くまで耐えます。
・水やり
5月から10月は、用土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
11月から4月は、用土の表面が乾いて数日待ってから、少量の水を与えるようにし、乾かし気味に管理します。
・肥料について
チッ素分の多い肥料を施すと花芽がつかず、茎葉ばかりが茂ってしまうので、リン酸分やカリ分に富んだ肥料が向いています。
4月から9月は緩効性肥料を、10月には液体肥料を施してください。
なお、さし木でふやした苗には、水と肥料を多めに施して、茎葉の成長を促します。
・病気と害虫
病気:すす病など
カイガラムシの排せつ物が原因となって発生します。
まずはカイガラムシを予防することが大切です。
害虫:カイガラムシなど
茎葉に白い塊がつくのがカイガラムシで、周年発生します。
放置すると樹液が吸われるだけでなく、カイガラムシの排せつ物から病気が発生するので、歯ブラシでこすり落とすか、薬剤で防除しましょう。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸