11月

11月19日の誕生花〜スターチス(ハナハマサジ)〜

今日は11月19日。
鉄道電化の日だそうです。
1956年11月19日に東海道本線の京都駅米原駅間が電化し、東海道本線が全線電化されたのを記念して、1964年に鉄道電化協会が制定されました。

そんな11月19日の誕生花は、
「スターチス」
というお花です。

今日はこのスターチスについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

リモニウム・ツアヌツム

スターチスは、イソマツ科イソマツ属の一年草または多年草です。
日本では開花後、夏の暑さに耐えられずに枯死してしまうので一年草として扱われています。しかし、寒冷地などでは、気候に馴染んで越年し、毎年開花することもあるようです。
名前は、ギリシャ語の「statizo」が語源です。
「止める」という意味があり、これは下痢の症状をやわらげる薬草として利用されてきたからとされています。
和名ではハナハマサジ(花浜匙)と呼ばれ、海の近くに自生し、花姿が匙の形に似ていることから名付けられました。

葉は20cm程と長く、ロゼッタ状につけます。
草丈は60cmから90cmほどに生長し、茎が長めなことも特徴の一つです。
茎の先に小さな花を房状に咲かせます。
開花時期は5月から7月で、ピンクや黄色、紫などの色鮮やかな花を咲かせます。
花に見える部分は萼で、触ってみるとカサカサとした質感で、ほとんど水分を含んでいないことがわかります。

乾燥させると花色も鮮やかなままに長持ちする花弁の性質を持つために、市販のドライフラワーには非常に多く使われる植物のひとつです。
お花屋さんでは切り花として1年中売られています。

◆花言葉

・永遠に変わらない

ケイ酸を含んでいるため、生花でもドライな感じがして、乾燥させても、美しい花色があせないことに由来しています。

・変わらぬ心、変わらない誓い

こちらもいつまでも変わらない色や形に対してつけられたものです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

庭植えでは、日当たりと水はけのよい場所に植えつけます。
冬に霜柱で株が持ち上げられることがあります。
放置すると乾涸びて枯死するので、見つけたら植え直してください。
鉢植えは、日当たりと風通しのよい場所に置きます。
冬は強く凍らない軒下などの場所に移します。

・水やり

庭植えであれば特に必要ありません。
鉢植えでは、栽培期間を通じて土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えます。
宿根スターチスは特に過湿に弱く乾燥に強いので、乾かし気味に管理しましょう。

・肥料について

肥料は緩効性化成肥料を施します。
庭植えでは10月から11月に、鉢植えでは10月から11月と、さらに3月から5月にも施します。

・病気と害虫

病気:立枯病

9月から7月の間、過湿や根詰まり、肥料切れなどで下葉が枯死したとき、立枯病が発生しやすくなります。水はけと風通しをよくし、発生源となる枯れ葉はこまめに取り除きましょう。

害虫:アブラムシ

9月から7月の間の生育期間を通じて、アブラムシが発生します。
見つけ次第、防除します。
風通しをよくすると発生を軽減できます。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸