11月

11月18日の誕生花〜コエビソウ(ベロペロネ)〜

今日は11月18日。
いいイヤホン・ヘッドホンの日だそうです。
イヤホン・ヘッドホンの専門店「e☆イヤホン」を運営する株式会社タイムマシンによって制定されました。
イヤホン・ヘッドホンの魅力を世界に向けて発信するのが目的で、日付は11と18で「いい(11)イヤ(18)ホン」と読む語呂合わせから。

そんな11月18日の誕生花は、
「コエビソウ」
というお花です。

今日はこのコエビソウについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

小海老草

コエビソウは、メキシコ原産のキツネノマゴ科キツネノマゴ属の半常緑低木です。
日本では暖地を除き冬に地上部が枯れることが多く、多年草のように育てるため名前にソウ(草)が付いているようです。
名前の由来は、朱色の重なった苞が小海老の尻尾に似ていることが由来とされています。
また、別名ではペロペロネという一風変わった名前がつけられていますが、これはギリシャ語の「belos (矢)」と「perone(留め金)」という意味が含まれており、雄しべの先端に付く2つの葯が帯状の幕でつながれて矢のようなかたちになることに由来しています。

草丈は鉢植えで育てる分には大きくても高さ60cm前後でおさまりますが、温室など一定の気温が保てる場所に地植えするとよく茂り2m程にまで生長することもあります。
葉は対生する単葉で、長さ3cmから8cm、幅2cmから4cm程の卵形で、全面にやわらかい毛が生えます。
花穂を覆っている朱色の幾重にも重なった苞の間から小さな白い花が出てくるように咲きます。
開花時期は6月から10月で、15℃以上の気温があれば、周年開花することもできます。
野生種は苞が赤く色づきますが、苞が淡い黄色に色づく品種や斑入り葉品種などの園芸品種もあります。

生育場所によって株姿が変わり、日光によく当てるとコンパクトに育ちますが、暗い場所では茎がつる状に伸びます。
一般には小型、中型の鉢物として楽しまれますが、半日陰の花壇などに植えると春から秋まで長期間開花するため、おすすめです。

◆花言葉

・思いがけない出会い

紫色のかわいらしい斑点模様のある白い花が重なりあう苞の間からひょいっと顔を出す様子から連想してつけられたようです。

・女性の美しさの極致

どんどん美しく鮮やかになっていく苞葉に包まれた白い花の姿に、子供から大人になって、女性として最も美しい時期をたとえたものです。

・ひょうきんな

エビの曲がった腰のように、重なり合った苞葉のユーモラスな姿に与えられています。

・おてんば

枝先が風にゆれると、砂浜に打ち上げられて小エビがはねているように見える姿を、活発な少女にたとえたものとされています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日なたから日陰の場所に置くことができますが、夏は強い直射日光を避けた半日陰の場所が適します。
日なただとコンパクトに育ちよく開花しますが、夏に葉が傷みやすいです。
また、日陰でも生育しますが、花つきが悪くなって色も薄くなり、枝は間のびしてつる状に育ちます。
霜にあてなければ戸外でも冬越ししますが、庭植えした株を掘り上げる場合は、10月中にすませます。

・水やり

鉢土の表面が乾いてから水を与えます。
生育期は乾燥を嫌うので、夏に日当たりのよい場所で管理する場合は毎日与えます。
夏に特に高温乾燥が激しい場合には朝夕1日2回、水やりします。
庭植えにしたものには、雨が降らずに土が乾燥した場合のみ水やりをしてください。

・肥料について

春から秋の成長期に三要素が等量か、リン酸分がやや多めの肥料を規定量置き肥として施します。
よく開花しているときは肥料を多く必要とするので、液体肥料も併用して施します。
開花期間が長いので、肥料切れに注意します。

・主な病害虫

あまり害虫の被害を受けることはないのですが、枝が込みすぎたり、風通しが悪い場所ではまれにカイガラムシが発生することがあります。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸