11月

11月17日の誕生花〜アキレア(ノコギリソウ)〜

今日は11月17日。
将棋の日だそうです。
徳川家康の将棋好きは有名で、将棋と囲碁は江戸時代に幕府の公認でした。
同じく将棋好きの8代将軍徳川吉宗は、11月17日を「御城将棋の日」とし、年に1回の御前対局を制度化。
これを記念して日本将棋連盟が将棋の日を制定したようです。

そんな11月17日の誕生花は、
「アキレア」
というお花です。

今日はこのアキレアについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

鋸草

アキレアは、ヨーロッパ原産のキク科ノコギリソウ属の多年草です。
名前の由来は、ギリシャ神話に登場する英雄アキレスが本種を傷薬として利用したことに由来するといわれており、古くから傷の治療や血止めに用いられていたことが連想されます。
葉がノコギリのようにギザギザしている点が特徴で、和名ではノコギリソウの名で親しまれています。

草丈は10cm程の小さいものから1m以上になるものまであります。
葉には細かい切れ込みが入り、株はやや横に広がるように伸びます。
花は伸びた茎の頂部に小花が固まって咲きます。
開花時期は5月中旬から8月中旬頃です。
白花が多いですが、他にも種類によって赤やピンク、黄の花色もあります。
花色違いの他に、切花向きの高性種とグランドカバー向きの矮性種が出回ります

根から出る分泌液は、近くに生えている植物の病気を治し、害虫から守る効果とテントウムシなどの益虫を呼び寄せる効果があるといわれ、コンパニオンプランツとしてもよく利用されています。

◆花言葉

・戦い、勇敢

トロイ戦争のとき「アキレスがその傷を治す」との神託どおりに、アキレスの槍で傷を負った敵兵に治療を頼まれたアキレスが傷を癒したことからきています。

・悲嘆を慰める

アキレスがアマゾンの女王ペンテシレイヤの魂を、花に宿らせてくれるように神に祈り、願いがかなえられたことからつけられたようです。

・恋の戦い

トロイ戦争でアキレスに討たれたペンテシレイアの墓に捧げられた花であることからつけられたそうです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりがよく、やや乾燥気味の開けた場所を好みます。
やせ地や荒れ地でも育ち、放任でもよいくらい丈夫ですが、高温多湿の蒸れには弱く、水はけと風通しをよくしておくことが大切です。
地下茎を伸ばして広がるので、植える際は、場所の広さを考慮しておくとよく育ちます。

・水やり

庭植えでは、ほとんど必要ありません。
鉢植えは、過湿に注意し、用土が乾いたらたっぷりと与えます。

・肥料について

庭植えでは、ほとんど必要ありません。
肥料分が多いと倒れやすくなり、茎葉が混み合って病気も出やすくなります。
鉢植えでは植えつけ時の元肥のほか、生育の様子を見て春と秋に追肥をします。

・病気と害虫

病気:うどんこ病、灰色かび病など

高温多湿や長雨が続くと茎葉が蒸れて傷みやすいので、水はけと風通しをよくして予防に努めます。品種による強弱もありますが、うどんこ病や灰色かび病などの被害を受けます。

害虫:アブラムシなど

害虫は比較的少ない方ですが、アブラムシなどが稀に発生することがあります。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸