11月

11月14日の誕生花〜デルフィニウム(オオヒエンソウ)〜

今日は11月14日。
医師に感謝する日だそうです。
医療施設支援事業を展開する株式会社Dプラスによって2009年に制定されました。
お世話になっている主治医に感謝の気持ちを込めてハンカチを贈ろうと提案しています。
日付は「人(患者)と人(医師)を結ぶ医師の日」の語呂合わせからこの日になりました。
(11が人と人。14が医師)

そんな11月14日の誕生花は、
「デルフィニウム」
というお花です。

今日はこのデルフィニウムについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

大飛燕草

デルフィニウムは、モンゴルやシベリア原産のキンポウゲ科デルフィニウム属の多年草です。
日本の梅雨時期や夏が苦手で夏時期を越えられないことから一年草として扱われます。
名前は、ギリシア語でイルカを意味する「delphis」を語源とし、つぼみの形がイルカに似ていることにちなみます。
和名はオオヒエンソウといい、ヒエンとは飛燕、ツバメを表します。大空を羽ばたくツバメの姿に花が似ていることからオオヒエンソウと名付けられました。

草丈は、約2mくらいにまで生長します。
葉は手のひらをパーに開いたような形で、縁はぎざぎざと切れ込みが入ります。
花茎の上部にはあまり葉がなく、株の下の方にたくさんつけます。
花弁に見える部分はガクで花は中央の白い部分です。
開花時期は5月から6月で、青色を中心に白やピンク、赤などのガクを持った花を咲かせます。
一重咲きのほか、八重咲きの種類もあります。

毒草として有名なトリカブトとも近縁種であり、大量に食べると命に関わることから、ペットや子供が間違って食べないように注意する必要があります。
ヨーロッパに伝わるおまじないの「サムシングブルー」のブーケに使われる花です。
とても素敵な花で切り花やアレンジでもよく使われることも多いです。

◆花言葉

・清明

青く澄んだ大空のような花色の清々しく明るい美しさからつけられています。

・高貴

紫色や青色が与える印象からつけられたようです。

・あなたは幸福をふりまく

長い花穂にすきまなくぎっしりと咲く花の姿をたとえたものです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりと風通しがよく、水はけのよい場所で育てます。
以前に病気の出ていない清潔な土に植え、鉢植えの場合は古土を使用しないようにします。
暖地での夏越しはあまり期待できませんが、風通しのよい木陰などで水やりを控えめにすると、夏越しするものもあります。
寒冷地では急激な地温の変化を避けるため、冬はマルチングを行います。

・水やり

植えつけ時にたっぷりと水やりを行ったあとは、庭植えの場合、ほとんど不要です。
鉢植えの場合は、表土がよく乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりします。

・肥料について

用土にはあらかじめ緩効性化成肥料を元肥として混ぜておきます。
その後、3月になって葉が展開し始めたら、液体肥料や固形肥料などで追肥を施します。

・病気と害虫

病気:うどんこ病、立枯病

春に、葉や茎が白い粉をかぶったようになるうどんこ病が出ることがあります。
また、地際部が腐敗して、やがて全体が枯れる立枯病が出やすいので、古土を使用しないようにします。

害虫:ヨトウムシ、ナメクジ

ヨトウムシ、ナメクジが発生して、葉や花を食害されることがあります。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸