11月

11月11日の誕生花〜アジアンタム(ホウライシダ)〜

今日は11月11日。
ポッキー&プリッツの日です。
江崎グリコによって1999年11月11日に制定されました。
「1111」が4本のポッキーあるいはプリッツに見えることに由来しています。
以後、毎年キャンペーンを実施しています。

そんな11月11日の誕生花は、
「アジアンタム」
というお花です。

今日はこのアジアンタムについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

蓬莱羊歯

アジアンタムは、南アメリカや東南アジア原産のイノモトソウ科ホウライシダ属に分類されるシダ植物です。
世界の温帯から亜熱帯に分布しており、その数は200種を超えるそうです。
日本にも8種が自生しています。
葉が水を弾くことから、ギリシャ語で濡れないことを意味する「adiantos(アディアントス)」が名前の語源です。

株元から羽状の小葉のついた葉柄を立ち上げます。
緑色の小さな葉が密集して生え、草丈は15cmから100cmに成長します。
葉が柔らかく全体的に繊細な姿なので涼しげな印象です。
黒褐色の葉柄との対比も美しいです。

1、2年の間隔で植え替えが必要な植物です。
植え替えのダメージを最小限にするために、できれば5月から月中旬、それ以降であれば9月頃までに行います。
手順はとても簡単で、鉢から優しくアジアンタムを取り出し、根っこについた土をおよそ1/3ほど取り除きます。
そして、黒く腐った根っこがあれば取り除き、新しい鉢と土に植え替えるだけです。

アジアンタムは明るい黄緑色の葉がかわいらしく、人気の観葉植物です。
花は咲きませんが、小さなグリーン色の愛らしい葉っぱが、沢山茂る様子がまるで花のように見えることから、花言葉が存在しています。

◆花言葉

・天真爛漫

英名のmaidenhair fern(乙女の髪のシダ)のとおり、細い黒褐色の茎にたくさんついた小さな葉がやわらかくふんわりと広がる様子から連想したものです。

・楽しい会話

三角形で大きく広がった葉がぎっしり伸びて、風に楽しげにゆれるふわふわのかわいい姿からきているようです。

・繊細

ふわふわと透けて見えそうに薄い紙細工のような葉からつけられています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

明るい日陰に置きます。
夏は冷房の冷気、冬は暖房の温風が株に直接当たらない場所に置きます。
こまめに霧吹きなどで葉水を与えるようにし、できるだけ周囲の湿度を高めるようにしてください。
春から秋に戸外やベランダなどに置いた株は、冬は室内に取り込みます。

・水やり

春から秋は、鉢土を乾かさないように水を与えます。
夏は、株の上から水を与えると葉が蒸れて枯れることがあるので、鉢縁から鉢土に直接与えるようにします。
冬は鉢土の表面が乾いてきたら与えます。

・肥料について

春から秋の生育期に、緩効性化成肥料を2か月に1回施します。
または、液体肥料を7日から10日に1回施すのもよい方法です。

・病気と害虫

病気:立ち枯れ病など

置き場を移動して栽培環境を急に変えると、葉を傷めることがあるので注意します。
日光に当てるときは、徐々に光が強い場所へ移動させ、日光に慣らすようにします。
春と秋に多湿にすると立枯病が発生し、葉が枯れます。
風通しのよい場所に置き、鉢を地面の土の上に直接置かないようにします。

害虫:ナメクジ

新葉が展開してこないのはナメクジの被害です。
ナメクジの這った跡に粘液が残り、それが光って見えるので、発生がわかります。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸