11月

11月12日の誕生花〜エラチオール・ベゴニア(リーガース・ベゴニア)〜

今日は11月12日。
洋服記念日だそうです。
全日本洋服協同組合連合会によって1972年に制定されました。
1872年のこの日に「礼服ニハ洋服ヲ採用ス」という太政官布告が出され、それまでの公家風・武家風の和服礼装が廃止されたことにちなんでいます。

そんな11月12日の誕生花は、
「エラチオール・ベゴニア」
というお花です。

今日はこのエラチオール・ベゴニアについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

Elatior begonia

エラチオール・ベゴニアは、ベゴニア・ソコトラナと球根ベゴニアとの交配によってつくり出されたシュウカイドウ科シュウカイドウ属の常緑性多年草です。
リーガース・ベゴニアとも呼ばれますが、これはドイツの育種家オットー・リーガー氏のつくり出した品種グループが最初に普及したため、そう呼ばれるようになったようです。
現在ではそれ以外の品種も多くあるため、総じてエラチオール・ベゴニアと呼ぶようです。

株はこんもりまとまり、葉は左右非対称の腎形で、やや濃い目の緑色です。
花形は小輪から大輪、一重から八重など様々な咲き方の違いがあります。
色も豊富で、赤や黄色系を中心に数多く揃っています。
真夏以外はほぼ一年中店頭に出回っており、条件が合えば真夏を除いて花を咲かせることができます。
開花時期がとても長いために四季咲きベゴニアという和名が付けられているほどです。

垂れ下がるように生長し、ハンギングバスケットに植えても可愛らしい姿に仕上がります。

◆花言葉

・片思い

ゆがんだハートの形をした葉からつけられています。

・愛の告白

赤やピンク、黄、オレンジなどの豊麗な雄花に遅れて、雌花がしとやかに咲く花の印象にちなむようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

暑さにも寒さにも弱く、生育適温は20℃前後で、冬は最低温度が10℃程度は必要です。
温度管理が厳しいため、地植えには不向きです。
室内のよく日の当たる窓辺で育て、夜間は冷えるので鉢を部屋の中ほどに移動させます。
春から初夏は、徐々に日ざしが強くなるので、葉焼けを起こさないように、レースのカーテン越しの日光に当てるようにします。
夏は戸外に出し、家の北側の風通しのよい明るい日陰で育てます。
高温多湿により病気が発生しやすくなるので、風通しをよくし、雨に当てないよう軒下などで管理しましょう。
9月の長雨の季節になったら、室内に取り込み、レースのカーテン越しの日光の当たる場所で育てます。

・水やり

底面給水鉢植えの場合は、常に受け皿に水をためておきます。
普通の鉢の場合は、鉢土の表面がよく乾いたら、天気のよい日の午前中にたっぷりと水を与えます。
葉に水がかからないように、葉をめくって水差しで与えるとよいでしょう。

・肥料について

購入後1か月くらいから、規定の倍率に薄めた液体肥料を10日に1回程度施します。
冬の間も、最低温度10℃以上に保てる場合は施しますが、温度が十分に保てない場合や元気がない株には施しません。
6月中旬から9月中旬までの間も、暑さで元気がなくなるので施しません。
植え替えの際の用土には、元肥として緩効性肥料を加えておきます。

・病気と害虫

病気:斑点細菌病、うどんこ病、灰色かび病

葉に水浸状の斑点が現れる斑点細菌病が夏に発生することがあります。
この病気は治らないので、発生したら処分するほかありません。
春と秋にはうどんこ病が、湿度の高い時期と冬の低温期には灰色かび病が発生しやすくなります。
梅雨時期には株元が蒸れないように切り戻しを行って風通しをよくし、雨に当てないよう軒下などで管理して、病気の発生を予防しましょう。

害虫:アブラムシ

暖かくなる春から初夏にかけてはアブラムシが花や葉につくことがあります。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸