今日は11月10日。
井戸の日だそうです。
全国さく井協会が2006年より実施しています。
日付は「いい(1)井(1)戸(10)」の語呂合せから。
2001年より富山県鑿井協会が1月10日を「井戸の日」としていたが、2006年からは全国さく井協会の井戸の日に移行しています。
そんな11月10日の誕生花は、
「ブッドレア」
というお花です。
今日はこのブッドレアについてご紹介します。
◆特徴
ブッドレアは、中国や日本が原産のゴマノハグサ科ブッドレア属の耐寒性落葉低木です。
名前の由来は、イギリスの植物学者アダム・バドルの名前にちなむようです。
和名ではフサフジウツギと呼ばれていますが、これは、花の形が藤の花を逆さにしたような形をしていることに由来しています。
香りと蜜に誘われ蝶が集まることから、欧米ではバタフライブッシュの名でも呼ばれています。
一般的な樹高は2mから4m程ですが、最近は矮性種も流通しています。
生長すると花穂の長さが30cm以上になることもあり見応えがあります。
初夏から秋にかけて小さな花が集まって円錐状の形をした花を咲かせます。
花色は、紫や白やピンクなどの他、最近では品種改良が進み、複色のものもあります。
開花期間中は、周囲にほんのりと優しい香りを放ちます。
蜜が多いですが、蜜にはサポニンといって経口毒性もある成分が含まれています。
サポニンは、蕁麻疹や多形滲出性紅斑を起こすことがあるので誤って口に入れないよう注意が必要です。
暑さ、寒さのどちらも強く日本全国どこでも育てることができる丈夫な庭木です。
◆花言葉
・恋の予感
甘い香りと蜜にひきつけられてチョウがひらひらと訪れる花の印象からつけられています。
・親しみのある関係
長い花房に花径1cmほどの小さな花が寄り添ってびっしり咲くことからつけられたようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
開花させるためには、日当たりのよい場所で育てることが必要です。
水はけがよく、乾燥しすぎない肥沃な土地で旺盛に育ちます。
大きく育つので、鉢植えでは栽培しません。
・水やり
植えつけからしばらくは、土が乾いたら水を与えますが、その後は、極端に土壌が乾燥する時期以外、水やりは必要ありません。
・肥料について
肥料はほとんど必要ありません。
早く大きくしたい場合は、3月の剪定と同時期に、緩効性の化成肥料などを施します。
・主な病害虫
生育や風通しが悪いと、葉や新梢にアブラムシ類が発生するので、剪定して風通しをよくし、予防します。
晩春から夏にかけて、幹に侵入するカミキリムシの幼虫が発生するので、侵入穴に殺虫剤をしみ込ませた綿などを詰めて駆除します。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸