11月

11月9日の誕生花〜つるバラ(クライミング・ローズ)〜

今日は11月9日。
IT断食の日だそうです。
ドリーム・アーツによって2019年に制定されました。
「オフィスをいい(11)空(9)気にする」という語呂からこの日になったそうです。
また、書籍『「IT断食」のすすめ』の発刊日でもあります。
ITの使い方を見直すことで「良質なアナログ時間」を、日本企業の競争力の源である「協働(ともに働く)・協創(ともに創造する)」に振り向けることを目的としています。

そんな11月9日の誕生花は、
「つるバラ」
というお花です。

今日はこのつるバラについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

蔓薔薇

つるバラは、ヨーロッパやアジアなどが原産のバラ科バラ属の落葉性低木です。
「つる」という言葉がつくものの、アサガオなどほかのつる性植物のように自ら絡みつくことはなく、枝を長く伸ばすだけです。
つるバラは、広義ではつる性のバラを指し、狭義ではつる性のバラのなかのラージ・フラワード・クライマーと呼ばれる系統を指します。

つるの伸長は、品種によって異なるものの1年間に1mから6m程度です。
花は小輪から大輪まであり多様です。
また、花色も赤やピンク、白の他にも、オレンジや黄、複色のものなど非常に多彩です。
品種によっては香りが強いものもあります。
株の大きさも品種によって大小あり、つるの太さや堅さなどもさまざまで、仕立て方に合わせて品種を選ぶ楽しみがあります。
主な開花時期は5月中旬から6月上旬ですが、品種によっては晩秋頃まで開花を楽しむことができる品種もあります。

伸びた枝をアーチやオベリスク、フェンス、パーゴラなどの構造物に誘引して観賞するのが、一般的な楽しみ方です。
ローズガーデンには欠かすことのできない非常にポピュラーかつ人気のある植物です。

◆花言葉

・無邪気

しなやかなつるを伸ばして流れ落ちるように咲く花の姿からつけられたようです。

・いつも美しい

壁面やアーチなどにとけ込んで咲く花の落ち着きと華やかさを兼ね備えた美しさからつけられました。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

生育期はなるべく日当たりと風通しのよい場所で栽培します。
風通しが悪い場所では、うどんこ病が発生しやすくなります。
庭植えの場合は、肥よくで水はけがよければ、土質は特に選びませんが、その条件を満たしていない場合は、堆肥などを多めにすき込み、土壌改良をします。

・水やり

鉢植えは、年間を通して鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
庭植えは、真夏などに雨が少なく乾燥する場合のみ、たっぷりと与えます。

・肥料について

鉢植えは、生育期は液体肥料や発酵油かすの固形肥料などの置き肥を定期的に施します。
また、冬に寒肥として発酵油かすの固形肥料などを施します。
庭植えは、冬に寒肥として発酵油かすの固形肥料などを施し、若い株は花後にも追肥すると効果的です。

・病気と害虫

病気:黒星病、うどんこ病

黒星病は、主に梅雨どきなど雨が多い時期に発生し、葉に黒い斑点ができ、やがて黄化して落葉します。黒星病で葉を失うと、生育が著しく悪くなります。
うどんこ病は、主に春と秋に、新芽を中心に白い粉を吹いたようになり萎縮します。落葉はしませんが、生育が阻害され、花がきれいに開かないこともあります。

害虫:アブラムシ、チュウレンジハバチ、カミキリムシ

アブラムシは、主に春と秋に新芽や蕾につき、樹液を吸います。
数が多いと、新芽が萎縮し成長が阻害されます。
チュウレンジハバチは、主に初夏から秋に発生し、成虫が産卵したあとは茎が割れ、ふ化した幼虫が葉を食い荒らし、ときに枝を丸坊主にします。
カミキリムシは成虫が初夏に飛来し、枝をかじって枯らします。
幼虫は夏以降株元から幹の中心部を食い荒らし、最終的には枯死させます。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸