今日は8月8日。
ペアリングの日だそうです。
ジュエリー・アクセサリーのショップを全国展開する株式会社ザ・キッスによって制定されました。
「ふたりの宝物」のペアリングの普及を目的としています。
日付は数字の8が2本のリング(指輪)を重ねたように見えることから8が並ぶ8月8日になったそうです。
そんな8月8日の誕生花は、
「スイレン」
というお花です。
今日はこのスイレンについてご紹介します。
◆特徴
スイレンは、スイレン科スイレン属の多年草です。
水の上に浮かぶように咲く花が印象的な水生植物です。
古くからエジプトでは神聖な花として扱われてきました。
学名Nymphaeaはギリシャ神話の水の妖精の名前Nympha(ニンファ)に由来するとされています。
スイレンの仲間は約40種類あるとされていて、世界各地の熱帯、亜熱帯、温帯に多くが分布しています。
耐寒性のある温帯スイレンと耐寒性のない熱帯スイレンがあります。
水中の地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべます。
葉は葉柄部分に強い切れ込みが入ります。
葉色は緑が普通ですが、濃赤紫の斑点が入ったり、濃赤紫色の葉だったりと様々です。
一般的なスイレンは葉が大きくなりやすく池や大きな水鉢に向いています。
花は整った形で優雅な雰囲気があります。
開花時期は5月から10月で、花色は白やピンク、赤、黄、オレンジ、青、紫など多彩です。
花は豪華ですが花つきはあまり良くはないです。
家庭用の小さな睡蓮鉢などでは矮性種のヒメスイレンの方が適しています。
花は小さいですが葉も小さく育てやすいです。
スイレンによく似ているハスとの違いは、大きく分けて3つあります。
スイレンとハスの違い
・草丈の違い
ハスは水面より1m以上高く茎を伸ばしその先に葉や花をつけるのに対し、スイレンは水面に浮かぶように葉や花をつけます。
・花のサイズの違い
品種にもよりますが、ハスの花径は概ね20cm程なのに対し、スイレンは花径約10cm程度と、ハスに比べて小ぶりです。
・花の色の違い
ハスの花色は、ピンク、白、黄色ですが、スイレンは白、黄色、ピンク、赤、紫、青紫、青などと多彩です。
◆花言葉
・遠ざかった愛
きらめく陽光に負けない赤やオレンジ、青紫色などの熱帯性スイレンの花が水面から立ちあがって咲く姿からつけられたようです。
・清浄
水底の泥の中にある根茎が清らかな美しい花を咲かせることからつけられています。
・信仰
古代エジプトでナイル川に浮かぶスイレンから昇る太陽が、スイレンから生まれたように見えたので、太陽神ラーが生まれた神聖な花とされたことからつけられています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
少なくとも半日以上、できれば終日直射日光の当たる場所で、株元にしっかり日が届くように育てます。
暖かい場所ほど開花が長く続きます。
冬も水を十分に張ったまま管理しますが、根茎が凍りつかないように注意します。
水面に氷が張る程度であれば大丈夫ですが、根茎が水面から出ないようにしてください。
・水やり
鉢を水につけておくので日々の水やりは不要です。
ただし、夏に水位が下がらないように注意し、水が減ったら水道水でかまいませんので足してください。
株元から水面までが10cmくらいになる水位が目安です。
水が極端に濁ったり、肥料分が溶け出して藻が発生したら、水を全部交換しましょう。
・肥料について
元肥として、固形の発酵油かすあるいは緩効性化成肥料を、根の伸びていく先の土に埋め込みます。
追肥は真夏を除き、9月まで同様の肥料を施します。
・主な病害虫
ヨトウムシは葉がかじられるので被害に気づきやすく、見つけたら直ちに捕殺します。
アブラムシは葉や花茎に多発します。
また、植物の害虫ではありませんが、ボウフラやユスリカの幼虫が発生しやすいのでメダカを飼うのも効果的です。
ただし、害虫が発生して農薬を散布するときには、魚毒性がないことを確認する必要があります。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸