6月

6月28日の誕生花〜ベルフラワー(オトメギキョウ)〜

今日は6月28日。
パフェの日です。
1950年のこの日、巨人の藤本英雄投手が日本プロ野球史上初のパーフェクトゲームを達成したことにちなみます。
「パフェ(parfait)」がフランス語で「完全な(パーフェクト)」という意味であることから、パフェの愛好家とパフェを扱う洋菓子業界が記念日に制定しております。

そんな6月28日の誕生花は、
「ベルフラワー」
というお花です。

今日はこのベルフラワーについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ベルフラワー群生

ベルフラワーは、東ヨーロッパ原産の常緑性の小型多年草です。
3月ごろから促成栽培されたものが出回り始め、4月から5月に最も多く流通し、花屋の店先を飾ります。
自生地は石灰岩の崖ですが、栽培に石灰を使用する必要はありません。
花の名は、英名のDalmatian bellflowerからで、クロアチアのダルメシア原産で、花の形が鐘形であることから名づけられました。

草丈は10~15cmほどで、小さな濃い緑色の葉を多数つけます。
葉は小さく扇状で、縁にギザギザがあります。
茎は根元から密に枝分かれして直径30~40cmほどのクッション状の茂みになります。
それぞれの枝先に1~数輪の花をつけます。
開花時期は4月から7月にかけてです。
カンパニュラ全体の中でも小型の種類で花も可憐です。
花はベル形ですが、フウリンソウなどに比べ先が少し横に開いています。
花色は青紫色で、直径は2cm程です。

よく店頭に出回る品種ですが、花のバリエーションは少なく、改良品種も有名なものはありません。
小さな姿に似合わず性質は意外と丈夫です。

◆花言葉

・感謝、感謝します

花の形を教会の鐘になぞらえて教えを説いたものだとされています。

・感謝の音色

教えを説く教会で鳴らす鐘の音からきているようです。

・楽しいおしゃべり

上や斜め上に向いて集まって咲き、かわいい口をあけたような小花を、少女たちが楽しくおしゃべりしている姿にたとえたものです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

基本的に日なたで栽培します。
できれば午後は明るい日陰になる場所であれば最適です。
暑い7月から9月上旬は30~40%の遮光をして日焼けや高温障害を防ぎます。
冬は北風にさらされないような場所に置きます。
庭植えにする場合は、ロックガーデンを築いて植えつけます。

・水やり

鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
庭植えでは、雨が降らない日が続いて乾燥しない限りは必要ありません。
鉢植えの場合、夏の間は二重鉢や、砂床に埋めておくと、乾燥防止と鉢内温度の上昇抑制に効果的です。

・肥料について

植え替えの際に、元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、3号鉢相当の株で二つまみ施します。
3月から9月には、週に1回、草花用の液体肥料を1,500~2,000倍に薄めて与えます。
真夏の間は3,000倍程度にします。
庭植えの場合も同様です。

・病気と害虫

病気:軟腐病、うどんこ病

軟腐病は梅雨から夏にかけて発生し、茎の根元が腐って抜けます。
気づいたときには手遅れで、ほぼ確実に枯れます。
栽培場所の風通しをよくし、用土を水はけのよいものに替えて、茎のつけ根から上の部分を粗い砂利にするだけでかなり予防できます。
うどんこ病は5月から8月に発生し、葉の表面に白っぽい粉をかけたようなカビが生えます。
あまり重症化はしませんが、見た目がよくありません。

害虫:ヨトウムシ、ハダニ、アブラムシ

ヨトウムシが葉を暴食することがあります。
時期は主に晩春から初夏と、初秋の2回を中心に発生します。
温暖な都市部では一年中見られることもあります。
ハダニは夏に葉裏を中心に、アブラムシは主に春に新芽や蕾につきます。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸