6月

6月27日の誕生花〜ローダンセ(ヒロハノハナカンザシ)〜

今日は6月27日。
ちらし寿司の日です。
株式会社あじかんが制定した記念日で、岡山のちらし寿司「ばら寿司」が生まれるきっかけとなった備前岡山藩主・池田光政の命日にちなんでいます。

そんな6月27日の誕生花は、
「ローダンセ」
というお花です。

今日はこのローダンセについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

ヒロハノハナカンザシ

ローダンセは、キク科ローダンセ属の多年草です。
原産地はオーストラリア西部の乾燥地で、日本への渡来は明治末期頃といわれています。
日本では寒さに耐えられないことから、一年草として扱われます。
和名では「広葉の花簪(ヒロハノハナカンザシ)」と呼ばれます。
これは白い花をつける同属の花簪(ハナカンザシ)よりも葉が幅広(卵形)であることにちなみます。
「ハナカンザシ」は花茎の先につく赤いつぼみから簪(かんざし)を連想したものといわれます。
一般にローダンセというと、ヒロハノハナカンザシを指します。

主な開花期は4〜7月頃です。
花色はピンクが主流ですが、ローズ色や白の品種もあります。
花びらに見える濃いピンクの部分は、花を守る葉であり、中心の黄色の部分が花です。
花は日差しに反応して開き、夜や雨の日は閉じています。
種には綿毛が生えていて、タンポポの種のように風に乗って飛ばされていきます。

ローダンセ最大の特徴は乾燥に強いことです。
花びらに含まれる水分量が少なく、ドライフラワーにしても脱色が少なく、生花の状態に近い色鮮やかなままの花を楽しめます。
白やピンクの花びらが光に当たって透ける様子はとても幻想的です。
一方で、寒さと加湿に弱いです。
ローダンセの開花時期の前後には寒い時期と梅雨の時期がありますので、お手入れにひと手間が必要です。
とはいえ、お手入れについても決して難しいものでもなく、だれでも簡単にできるものです。
元気なローダンセを育てるためには、日当たり・水はけのよい環境を整えることが大切です。

◆花言葉

・変わらぬ思い、終わりのない友情

ドライフラワーになっても色あせない花に、何が起ころうがゆるぎない気持ちを現したものです。

・飛翔

英名のスワン・リバー・エバーラスティングのスワン(白鳥)の連想からきているようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりのよい場所に植え、冬に霜よけをすることがポイントです。
気温が5度以下になると弱ってしまうので、秋に種をまいたらビニールテントなどで土を覆うと安心です。
水はけがよく、腐植質の多い中性~弱アルカリ性の土を好みます。

・水やり

乾燥した環境を好みます。
鉢植えであれば、土の表面が乾いてから水を与えます。
地植えは、特に水やりはなく、雨水だけでも育ちます。
極端に雨が降らない場合にのみ水やりをしてください。

・肥料について

肥料をたくさん与えると弱々しい株に育ってしまいます。
植え付ける土にゆっくりと効く緩効性化成肥料を施せば十分です。

・主な病害虫

稀に灰色カビ病になることがあります。
低温多湿に日照不足が重なると、葉っぱや茎が腐って灰色のカビがつくことがあります。
風通しをよくして水やりを控え、症状がひどければ殺菌剤を散布します。
発生条件のそろいやすい秋〜越冬中の管理には、特に注意が必要です。


主な引用・参考元
HORTI by GreenSnap