5月

5月31日の誕生花〜シラン(紫蘭)〜

今日は5月31日。
世界禁煙デーです。
世界保健機関(WHO)は、昭和45年にたばこ対策に関する初めての世界保健総会決議を行い、平成元年には5月31日を「世界禁煙デー」と定めました。
喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指した「たばこか健康かに関する活動計画」を開始したのもこの日です。

そんな5月31日の誕生花は、
「シラン(紫蘭)」
というお花です。

今日はこのシランについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

シラン

シラン(紫蘭)はラン科シラン属の宿根草です。
古くから親しまれている地生蘭で、鉢植えや路地などに植えられることもあります。

地生とは?

「地生」とは、ラン(蘭)にまつわる用語で、地面に根をおろして生育する、という意味です。
これに対して樹木の枝などに張りついて生育する「着生」という生育方法を採るものがあります。

寒さ暑さに強く、気温が低くなると葉を落としますが春になると新しく出た地下にある偽球茎(球根のようなもの)から再び葉を茂らせます。
品種もいくつかあり、丈夫なランなので初心者の方にもおすすめです。
自生地は湿り気のある山林が多いです。
完全に乾いてしまうのは避けますが、かなりの乾燥にも耐えられます。
タネで広がることに加え、根の分裂によっても繁殖が旺盛なので、競争相手の樹木などが無ければどんどん密に広がります。

開花時期は5月から6月にかけて。
春過ぎて桜もひと段落したころになると、白やピンク、紫色の可憐で美しい花を咲かせます。
直立した茎についた蕾が下から次々と開花していきます。

また、優雅さを添える葉もまた魅力があります。
ひだ状の折れ目が縦にすっきりと入った葉が、凛とした印象を与えます。
花が無い時期でも、庭の景色を豊かにしてくれる葉を持っています。
花、葉ともに切り花やアレンジメントに活用することができます。

◆花言葉

・変わらぬ愛

英名のヒヤシンス・オーキッドからヒヤシンスの花言葉に由来してつけられています。

・楽しい語らい

先に咲いた花や隣の花茎の花に向いて、語りかけているように次々と咲く横向きの花の姿からきているようです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

鉢植えでも庭植えでも、一年中明るい場所を好みます。
夏の暑さには強く、少々の葉焼け程度ではびくともしません。
ただし、冬に寒がることがあるので、鉢植えの場合は凍らない程度の場所に置くことが理想です。
庭植えの場合は、厳しい凍結が懸念される地域を除いては、そのままで冬越しさせても大丈夫でしょう。

・水やり

鉢植えは、毎日たっぷりと水を与えます。
丈夫なので多少の乾燥には十分耐えますが、芽の多いものや根の詰まったものは、多めに水やりするとよいでしょう。
庭植えの場合は、自然の雨任せでも十分に成長します。

・肥料について

植えつけや植え替えの際に、元肥として緩効性化成肥料を1株当たり数粒施します。
成長期には2週間に1回液体肥料を施し、同時に置き肥をします。
株がいっぱいになったものはやせてくるので、規定量より多めの肥料を施します。

・病気と害虫

病気:ウイルス病
病気らしい病気はほとんどありません。
まれに、葉に黒いすす状物や色むらが出たらウイルス病の可能性があります。
他株への感染を防ぐために抜いて処分します。

害虫:ナメクジ、アブラムシ
芽や花がナメクジの食害にあいます。
また、蕾や花によくアブラムシがつきます。


主な引用・参考元