5月

5月30日の誕生花〜オリエンタルポピー〜

今日は5月30日。
ゴミゼロの日です。
「ゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)」の語呂合せからつけられました。
豊橋山岳会の会長である夏目久男さんの呼び掛けにより豊橋市で530(ゴミゼロ)運動が開始され、1975年に官民一体の530運動推進連絡会が設立。
以降5月30日のゴミゼロの日と11月11日の市民の日を中心として全市一斉の清掃活動が行われるようになったそう。
「530(ゴミゼロ)」というネーミングのユニークさから530ゼロ運動は全国に広がり、1993年には厚生省がこの日を初日とするごみ減量化推進週間を制定しました。

そんな5月30日の誕生花は、
「オリエンタルポピー」
というお花です。

今日はこのオリエンタルポピーについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

オニゲシを使った植栽

オリエンタルポピーは、トルコ北東部からコーカサス地方が原産のケシ科ケシ属の多年草です。
自生地では、岩場や乾燥した牧草地などに生育していることが多いです。
ケシ属の植物は約60種類ほどが知られていますが、多くの種は寒帯から亜寒帯にかけて分布しています。
そのため暑さに弱い性質の種が多く、多年草であっても暖地、温暖地では夏前に枯れてしまいます。
このオリエンタルポピーも同様で、夏の高温多湿の環境が極端に苦手なため、暖地では栽培難易度が高い植物です。
日本だと、北関東より北の地域では、放任でもよく育ち、よく花を咲かせます。

一年草の通常のポピーに比べて、オリエンタルポピーは大型で、高さは60cm~1m以上にもなります。
花径についても、大きなものでは20cm近くになり、色彩が鮮やかなので、遠くからでもよく目立ちます。
また、花のサイズだけでなく葉っぱや茎も大きく、株全体として強い印象があります。
一年草のポピーのつぼみは、うなだれるように下向きで開花直前に上を向き花が開きますが、オリエンタルポピーのつぼみは、最初から上を向いているのが特徴です。
1つの花の寿命が4~5日と観賞期間が短いため、ある程度の株数を植えるか、大株に育てるほうが見栄えがします。
開花時期は5月から6月で、品種が多く育成されていて、花色は朱色や橙色のほか、桃色や白などもあります。
花弁も、4~6枚のものから八重咲きまであり、フリルのように波打つものや、フリンジ咲きのものなど、バラエティに富んでいます。
ただし、その中で一般に流通するものはごく一部で、品種名のないものも多く、毎年同じ品種が出回るとは限りません。
古くからオリエンタルポピーとして栽培されてきた花色が濃い橙色のものは、性質も強く栽培しやすいものです。

葉はアザミのように大きく、粗毛があってざらざらした感触です。
根は太く、ゴボウのような見た目の直根です。

◆花言葉

・繁栄

オリエンタルポピーは繁殖力があり、一度植えるとあっという間にポピーの花畑が見られることからつけられました。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

自生地は乾燥した草原などで、寒さには強く、高温多湿を嫌います。
鉢植えもできますが、本来の花の大きさやボリューム感が出ないので、庭植えが適しています。
数年間は植えたままにして株を大きく育てることが、よい花を咲かせるポイントです。
冷涼地では栽培しやすいのですが、平地や暖地では、できるだけ水はけをよくしておくことが大切です。
水はけをよくするには、庭土に山砂や鹿沼土を混ぜます。
また、株が混みすぎないようにしておきます。
日当たりを好みますが、地上部が枯れて休眠する夏の間は、地温が上がらないように、ほかの草花などで日陰にしておくと株が長もちします。
秋に涼しくなって新葉が出てきたら、よく日に当てて肥料を施し、株を太らせます。

・水やり

庭植えでは、数年間は植えっぱなしで、水やりも不要です。

・肥料について

肥料分が多いと根腐れなどを起こし、株が枯れやすくなります。秋の新葉が展開する時期に化成肥料や液体肥料を施し、春以降気温が上昇するときには、肥料分が残らないようにしておきます。

・病気と害虫

特筆すべき病害虫はなく、基本的には高温多湿の蒸れに注意すれば、ほとんど見られません。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸