3月

3月26日の誕生花〜シダレザクラ〜

今日は3月26日。
カチューシャの唄の日だそうです。
これは1914年のこの日、島村抱月と松井須磨子が起こした芸術座がトルストイの『復活』の初演を行い、この中で歌われた「カチューシャの唄」が大流行したことに由来しているそうです。

そんな3月26日の誕生花は、
「シダレザクラ」
というお花です。

今日はこのシダレザクラについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

サクラは日本の国花とされていて、多くの種類がありますが、なかでもひときわあでやかな美しさを誇るのがこの花です。
しだれ桜の花期は3月下旬から4月上旬で、日本で広く知られているソメイヨシノよりも約1週間ほど早く咲く特徴があります。
主にエドヒガンというサクラの変異種からなっていて、さまざまな品種があります。
花の色はピンク、白、赤で、しだれ桜の品種によっても花の色は異なります。

特筆すべき点として、寿命が長いことが挙げられます。
古くから日本人に親しまれてきた品種であり、寿命が長いベニシダレザクラは日本三大桜の一つに数えられています。

福島県にある「三春滝桜」というしだれ桜は、樹齢1000年を超える老木として有名です。
近畿地方は京都府の府花にも指定されています。

◆花言葉

・優美

見た目の華やかな印象にちなんで付けられたそうです。

・ごまかし

垂れ下がった枝の姿が何かを隠しているように見えることに由来するとされています。

・円熟した美人

年を重ねて、こうべを垂らし、より美しく振舞う人のように見えたことが由来とされています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

サクラは、日当たりがよいところを好みますが、強い西日の当たるところはあまり好みません。
樹形は隣接する樹木などの影響を受けやすく、隣接する樹木が近いと樹形がくずれやすい傾向があります。
特に日陰になる場所の枝は枯れやすく、枝と枝との間隔が広くなって、日光を求めて枝先が伸びていきます。
通気性、透水性がよく、肥沃で水もちのよい土壌を好みます。
強風の吹き抜ける場所は好みません。

・水やり

屋外で育てるケースがほとんどですが、庭植えでは、基本的に水やりは不要です。
ただし、夏に乾燥が続くときは、2週間に1回程度、朝のうちに水やりをします。
最近流行りの鉢植えで育てる際の水やりは、土が乾いたら行います。
乾きやすい夏場では1~2日に1回程度、朝のうちに行います。

・肥料について

植えつける際、植えつけるために掘削した穴の底部に元肥として化成肥料を堆肥に混合して入れて、軽く覆土しておきます。
秋から冬にかけて株の周囲に何か所か穴を掘り、有機質肥料と緩効性化成肥料を混合したものを寒肥として穴の中へ施します。
この時、肥料を地表付近にまくと、根が地表に上がってきてしまうのでやや深めの場所に施すように注意します。
また、成長度合いによっては花後に追肥をします。

・病気と害虫

病気:てんぐ巣病

シダレザクラに多いエドヒガン系をはじめ、ソメイヨシノなどのサクラにも多発します。
症状の現れた枝は深く切除し、その際に使用した刃物についてもよく殺菌して、次の作業を行います。

害虫:モンクロシャチホコ、コスカシバの幼虫

モンクロシャチホコは葉を食害します。
可能な限り集団が小さいうちに見つけて、駆除します。
コスカシバの幼虫は幹などに入って食害します。
根元付近の除草を行い、幹から出ているヤニを見つけ駆除します。


主な引用・参考元
HORTI by GreenSnap