2月

2月11日の誕生花〜イベリス(トキワナズナ)〜

今日は2月11日。
出雲そばの日だそうです。
信濃国松本藩の城主だった松平直政公が3代将軍の徳川家光公から出雲国松江藩への国替えを命じられ、松平直政公が松本からそば職人をともなって来たことから出雲松江地方にそばが伝わったことに由来します。
この国替えを命じられたのが1638年(寛永15年)のこの日で、出雲市と松江市のそば組合で結成した「出雲そばの日記念日登録実行委員会」が2022年に日本記念日協会にこの日を申請し登録されました。

そんな2月11日の誕生花は、
「イベリス」
というお花です。

今日はこのイベリスについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

キャンディタフト

イベリスは、ヨーロッパ原産のアブラナ科イベリス属の一年草または多年草です。
名前は、スペインの昔の国名イベリアに由来し、この地域に多く自生していることからつけられました。
中国名ではマガリバナ(屈曲花)と呼ばれ、これは太陽を向く性質が強くて花茎が曲がりやすいことに由来します。

高さは60cm前後くらいになるもの、グランドカバーなどの用途に使える丈の低い品種と多様です。
開花時期は4月から6月で、市場に流通しはじめるのは3月頃からです。
花は、ほとんどの品種で白色で、「イベリス・ウンベラータ」という品種の花については、ピンクや赤や藤色にも咲くものもあります。
また、ギリシャなどを原産地とする「オドラータ」と呼ばれる品種には、強い香りがします。
一輪の花に花びらがたくさんあるように見えますが、花ひとつの花弁は4枚で外側の2枚が大きく、小花が集まって大きな花房を作っています。
また、咲き始めの花房は平らですが、咲き進むにつれて盛り上がり穂状になります。

こんもりとした形の花房が非常に可愛らしいイベリスは、小ぶりな株で育つので寄せ植えや花壇の彩りにと取り入れることができます。
栽培難易度は高くなく、初心者の方にも育てやすい植物です。

◆花言葉

・初恋の思い出

花の甘い香りと小花が集まった愛らしく初々しい花の印象からつけられたのでしょう。

・甘い誘惑

花の形がダイエットには厳禁の砂糖菓子(キャンディータフト)に見えることからつけられた花言葉です。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日照が多く、比較的温暖で乾燥した地中海性気候の環境を好みます。
秋まき一年草の種類では、日当たりと水はけのよいところで育て、寒冷地では防寒が必要です。
多年草の品種では、耐寒性が強いため寒地でも冬越しできますが、高温期の多肥多湿に弱く、蒸れて株が腐りやすいので、できるだけ水はけをよくしておくことが大切です。

・水やり

春と秋の成長期は、用土が乾き始めたらたっぷりと水を与えます。
梅雨期からは、乾かし気味に水を与え、株が蒸れないように注意します。

・肥料について

春と秋に施し、6月以降は肥料分が残らないようにします。
秋まき一年草の場合は、本葉が開くころから薄い液体肥料を月に3~4回施し、冬までにしっかりと株をつくっておきます。

・病気と害虫

病気:灰色かび病

多湿になると灰色かび病が出やすくなります。
日当たり、風通し、水はけをよくして予防します。

害虫:アブラムシ、コナガ、アオムシなど

被害を見つけしだい防除します。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸