今日は2月10日。
ニットの日だそうです。
日付は「にっ(2)と(10)」の語呂合わせにちなみます。
横浜手作りニット友の会によって1988年に制定されました。
1994年には全国的な記念日として日本ニット工業組合連合会も制定しました。
そんな2月10日の誕生花は、
「ヒマラヤユキノシタ」
というお花です。
今日はこのヒマラヤユキノシタについてご紹介します。
◆特徴
ヒマラヤユキノシタは、アジア原産のユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属の常緑性多年草です。
名前は、もともとはベルゲニア・ストラケイによってつけられた和名ですが、現在は、交配種も含めてベルゲニア属全体がヒマラヤユキノシタと呼ばれています。
厚みのある楕円形の大きな葉を地面に張りつくように広げ、どっしりとした安定感があります。
開花時期は2月~4月で、花期になると、葉の間から茎を伸ばして花序を出し、花径1~3㎝程度の花を多数咲かせます。
丸く固まって咲くものや長い穂になるものなどがあり、花色も赤から白まであり多種多様です。
このほか、春だけでなく、秋にも咲く二季咲き品種も育成されています。
株の成長はゆっくりですが、一度根づくと何年もほとんど放任でもよいくらいで、グラウンドカバープランツとして重宝されています。
耐寒性が高く、半日蔭でもよく育つほか、乾燥にも強いため手のかからない植物です。
◆花言葉
・忍耐、秘めた感情
冷たい雪の下でも葉が枯れることなく、早春に花を咲かせることからつけられた花言葉です。
・順応
明治初期に遠くヒマラヤから渡来して、冬の日陰にも真夏の暑さにも土も選ばず、どんな環境にも合わせられることからきているでしょうか。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
幅広い環境に適応し、日当たりから明るい日陰まで、場所をあまり選びません。
乾燥に強く、石垣の上や石組みの間、軒下の雨が当たりにくい場所でも育ちます。
ただし、冷涼な気候を好むので、夏は半日陰が適します。
暗い場所では花つきが悪くなります。
また、多湿に弱いので、水はけをよくしておくことが大切です。
・水やり
庭植えではほとんど不要です。
鉢植えでは、用土が乾いてからたっぷりと水を与えます。
乾燥に強く、しばらく水やりしなくても枯れませんが、春と秋の成長期は極端に乾かさないほうが生育がよく、花も多くなります。
・肥料について
庭植えではほとんど不要ですが、秋涼しくなったら株のまわりに化成肥料などをまいておくと、生育が促進されます。
鉢植えでは、春と秋の成長期に緩効性肥料を置き肥します。
・主な病害虫
水はけが悪いと根茎が腐りやすくなるので、植え場所と用土に注意します。
また、カイガラムシがつくことがあるので見つけしだい防除してください。
柔らかい新芽や蕾は、ナメクジ、ダンゴムシなどの食害に注意します。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸