6月

6月9日の誕生花〜アスター〜

今日は6月9日。
サイバー防災の日です。
これはLINE株式会社が制定した日です。
デジタルデバイスが普及した現代、家の鍵と同様にスマートフォンやパソコン、各種のインターネットサービスのサイバー防災意識を高めて、安全安心な利用を実現してもらうのが目的として制定されました。
日付は6と9を「ロック」と読む語呂合わせにちなみます。

そんな6月9日の誕生花は、
「アスター」
というお花です。

今日はこのアスターについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

色とりどりのアスター

アスターは、中国北部原産のキク科カリステフス属の一年草です。
18世紀にカトリック神父がパリの植物園にアスターが贈られたことで、ヨーロッパでの品種改良が始まり、広く普及しました。
日本へは江戸時代中期頃に伝えられたとされており、ヨーロッパや他の国々と同じように、品種改良が加えられるようになりました。
もともとはアスター属の植物でしたが、宿根アスターなどとは違う種類と分類され、現在、一年草のアスターはキク科のカリステフス(エゾギク)属となっています。
カリステフスという属名は、美しい冠という意味の言葉で、原産地が中国であることから、英名では宿根アスターと区別するため、チャイナアスターと呼ばれることもあります。

葉は互生する単葉で、柄がある長楕円形で縁には不規則な鋸歯があります。
また、茎と葉には共に白い毛が生えています。

花の色は赤、ピンク、白、黄、紫色など多様です。
七分咲きや八重咲き、ポンポン咲きといわれる咲き方から、マーガレットのような咲き方をするものもあり、花びらは直径3~15cm、草丈も15~100cmと花の形もバリエーションが豊富です。
周辺には多数の舌状花が並び、中心には黄色の管状花があります。
開花期は6月から8月で、夏に見頃を迎えます。

開花期がお盆の時期と重なるため、供花として使われることもあります。
アスターは猛暑の季節を耐えて、花持ち、水持ちが良く、小さな花立ての中でも元気な花を咲かすことができるため、仏花として親しまれています。

◆花言葉

・信ずる心

花弁を一枚ずつ摘みながら、好き、嫌い、好きと胸の思いを託す恋占いの花であったことからつけられています。

・考えてから

先ず恋の花占いをしてから考えるといった意味が込められています。

・多種多様

一重と半八重、八重、ポンポン咲き、コメット咲きなどの咲き方や花色、大きさ、草丈などバラエティーが豊富なことが由来とされています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

日当たりと風通しの良い場所を好みます。
酸性土壌を嫌うので植え付け2週間前に苦土石灰を施しておきましょう。
また水はけのよい土を好むので、庭植えの場合は腐葉土を多めに混ぜ、高畝にしておきましょう。
連作を嫌うので以前アスターを栽培した場所では数年あけてから栽培を再開してください。
鉢で栽培する場合も以前アスターを育てたことがあるなら同じ土ではうまく育たないことが多いです。

・水やり

乾燥には強いですが、花芽を早くつけてしまうので草丈を伸ばしたい場合は土の表面が乾いたらたっぷり水をやるようにします。

・肥料について

アスターの花つきや花数を良くするためには、しっかりと肥料を施す必要があります。
元肥の場合は、緩効性肥料を土に混ぜ込みます。
追肥はつぼみがついて開花するまで続けます。
薄めた液体肥料を10日に1回程度、もしくは固形肥料を置き肥で月に1回程度施します。
チッ素分の多い肥料は花つきに影響を与えるため、控えるようにしましょう。

・病気と害虫

病気:立ち枯れ病

連作障害のほか、高温多湿の環境が続くと発生しやすくなります。
また、酸性の土壌でも発生することが多いため、しっかりと石灰を混ぜ合わせるなどして酸度調整を施しておきましょう。
症状が進むと成長が止まってしまい、周りの植物へも感染することもあります。
確認したら、早めに切り取ったり、薬剤を使用して対策をしましょう。

害虫:アブラムシ、ウリバエなど

アブラムシは新芽やつぼみに付き吸汁する害虫です。
ウリバエはオレンジ色の虫で花や葉を食べ荒らします。
放置しておくと大事なつぼみまで食い荒らされるので殺虫剤をこまめに散布して駆除しましょう。


主な引用・参考元
GreenSnap