2月

2月6日の誕生花〜エリカ(ジャノメエリカ)〜

今日は2月6日。
抹茶の日だそうです。
愛知県西尾市特産の抹茶(西尾茶)をアピールするため、同市で抹茶の製造販売を行う株式会社あいやによって制定されました。
茶道で用いられる湯を沸かす容器である風炉から、「ふう(2)ろ(6)」の語呂合わせでこの日になりました。

そんな2月6日の誕生花は、
「エリカ」
というお花です。

今日はこのエリカについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

エリカは、ヨーロッパや南アフリカ原産のツツジ科エリカ属の常緑性低木です。
日本へは大正時代に持ち込まれ、人気が高く、今に至るまでたくさんの品種が観賞用として栽培されています。
名前は、学名の「Erica」をそのまま読んだものです。
由来はラテン語でほうきを意味するEric(エリック)から来ています。
又英名での「Heath」を日本名でヒース、ドイツ語での「Heide」を日本名でハイデと呼んでいます。
どちらの名前も荒野を意味しています。

葉は針のような尖った形をしていて、長さ2mmから6mmと短く、縁が裏側に巻いているものが多く見られます。
枝に輪生に付き、3輪生と6輪生が主ですが、中には4輪生のもあり遠くから見ると杉の木のように見え、冬は褐色を帯びます。
樹高は2mほどの低木がほとんどです。
まっすぐ伸びた1本の木からたくさんの小枝が生え、そこにベル形などの花をたくさん咲かせます。
花の形にはベル型、筒型、壺状などがあります。
花色も白や薄い紅色、紅紫、黄色、緑など多彩です。

開花の時期は品種により様々ですが、耐寒性がある品種も多いので、秋や冬も花を咲かせます。
北海道ではエリカの栽培が盛んで、札幌には「ヒースガーデン」というエリカだけが植えられた造園があったり、ドイツのリューネブルガーハイデでは、群生したエリカが見られます。

◆花言葉

・幸せな愛を

白いエリカを見つけると幸せになるという言い伝えがあることからつけられたようです。

・孤独、寂寞

一面に生い茂る荒野の風がすさぶ中で咲く花の印象からつけられた花言葉です。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

多肥多湿と高温期の蒸れに弱く、日当たり、風通しのよいやせ地を好みます。
ヨーロッパ原産のものは寒さには強いのですが、暑さに弱く、南アフリカ原産のものは半耐寒性で比較的高温にも耐えます。
いずれも根が細かいので、水はけをよくしておいて乾燥させないことが大切です。

・水やり

庭植えのジャノメエリカでは、根づいてからはほとんど必要ありませんが、多湿に注意します。
鉢植えのものは、水切れしないよう、用土が乾き始めたらたっぷりと与えます。

・肥料について

成長期の春と秋に施します。
月1回の置き肥か、月に2、3回液体肥料を施し、夏の高温期は肥料分が残らないようにしておきます。

・主な病害虫

生育期にアブラムシが、また日当たりや風通しが悪いとカイガラムシがつくことがあります。
カイガラムシは早めに見つけて、ブラシなどでこすり落とすとよいでしょう。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸