今日は1月29日。
人口調査記念日だそうです。
1872年(明治5年)のこの日に日本初の全国戸籍調査が実施されたことにちなんでいます。
そんな1月29日の誕生花は、
「チューベローズ」
というお花です。
今日はこのチューベローズについてご紹介します。
◆特徴
チューベローズは、メキシコ原産のキジカクシ科ゲッカコウ属の多年性球根植物です。
名前の由来は、ラテン語で「ふくらんだ、塊根状の」という意味を持つ学名のtuberoseを英語読みしたものだそうです。
学名は球根の形に由来します。
花の強い香りから月下香(ゲッカコウ)という別名があります。
また、中国では、夜来香(イエライシャン)や晩玉香(ワンユイシャン)と呼ばれます。
日本へはヨーロッパからジャワを経由して江戸時代に渡来しました。
草丈は70cmから80cmに生長し、すっと伸びた茎の先に縦に連なるように白いお花を咲かせます。
開花時期は7月から9月で、花色は白やピンク、黄色などがあります。
咲き方には一重咲きと八重咲きがあります。
一輪ずつ簡単にもぎ取ることができるので、ハワイでは紐で繋いでレイにしたり、フラワーバスとして浴槽に浮かべたりします。
切り花として室内に飾ると、部屋の中がチューベローズの香りでいっぱいになります。
◆花言葉
・危険な関係
長い花茎の節ごとに2輪ずつつぼみがつくことからつけられた花言葉です。
・危険な楽しみ、危険な快楽
夜になると強く誘うような魅惑的な香りのする2輪の花を男女にたとえたものだそうです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
1年を通して日当たりがよく、水はけのいい場所で育てましょう。
日当たりが悪い場所では育ちが悪くなります。
もともと熱帯性の気候が適している花なので、夏の直射日光に当たっても葉焼けする心配はありません。
ただし、気温が15度以下になると育ちにくくなるので、春に気温が下がったときには室内の暖かいところに置くなど注意が必要です。
寒さに弱いため、気温が5度以下になると枯れてしまうのでご注意ください。
・水やり
乾燥が苦手なので、湿度の高い環境に適しています。
鉢植えや地植えのどちらの場合でも、根元の土の表面が乾いたときには水をたっぷり与えてください。
夏場には土が乾燥ぎみになるので、水やりの回数を増やして水切れにならないように気をつけます。
土が乾燥しやすい真夏には、1日に2回程水やりをするといいでしょう。
・肥料について
肥料が少ないと弱って病気にかかりやすくなるため、肥料は充分に与える必要があります。
追肥は6月と9月に1回ずつ緩効性の化成肥料を与えます。
6月には7月からの開花時期に花つきをよくするため、9月には球根に充分な栄養を与えて大きく育てるために肥料を与えます。
肥料が足りないときには、液体肥料を足すといいでしょう。
・主な病害虫
アブラムシが茎や葉、新芽などにつくことがあります。
植物の師管液を吸うとても小さな虫です。
また、吸うときにウイルス性の病気を媒介するため、枯れる原因になる場合もあります。
放っておくと数が増えるので、アブラムシがついているのを見つけたら歯ブラシなどでこすり落としましょう。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸