今日は1月14日。
愛と希望と勇気の日だそうです。
1959年のこの日、南極大陸で1年間置き去りにされたカラフト犬タロとジロの生存が確認されたことにちなみます。
そんな1月14日の誕生花は、
「オーニソガラム」
というお花です。
今日はこのオーニソガラムについてご紹介します。
◆特徴
オーニソガラムは、地中海沿岸や南アフリカ原産の多年性球根植物です。
名前は、ギリシア語で鳥の意味をもつ「ornis(オルニス)」と乳の意味の「gala(ガラ)」が合わさったもので、花びらの基の部分に飛び出した子房があってその姿が飛ぶ鳥のように見えたことから付けられたようです。
和名は大甘菜(オオアマナ)で、チューリップにも似た甘菜(アマナ)に花の形が似ていることから付けられました。
明治時代にヨーロッパや南アフリカから渡来し、栽培されるようになりました。
葉は、線形か、先がとがって平たく細長い形(披針型)です。
葉は球根から直接伸び、特に南アフリカ産の品種の葉は、肉厚で長く伸びます。
星型の白い六弁花をたくさん咲かせます。
開花時期は種類によっても異なりますが、春咲き種は4月から5月、夏咲き種7月から8月とされています
同じ白い星型の花を咲かせるハナニラに似ていますが、ハナニラは3枚の花びらが三角形に広がるように咲かせる点で異なります。
春先から花が下から上へと花が咲き、品種によって白から透きとおるような乳白色・黄色・オレンジなどが楽しめます。
◆花言葉
・純粋、純潔さ
汚れのない清楚な白い花姿からつけられています。
・無垢
イエスの父ヨセフが明け方に星を散りばめたように咲く花を摘んで、すやすや眠る幼子のイエスにふりかけたことからきているようです。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
日当たりのよい平原に自生している植物なので、日当たりと水はけのよい所に植えます。球根を植える深さは、球根の上に球根1球分の土のかかる深さに球の直径の3、4倍の間隔で植えます。
ヨーロッパ、アジア原産の耐寒性種は、露地植えできますが、南アフリカ産の半耐寒性種は、寒害を受けるおそれのある所は不適となります。そこで、半耐寒性種は鉢植えにしたり、日当たりのよい、霜の当たらない、南向きの軒下などに植えるようにします。
・水やり
鉢植えにしたものの水やりは、寒い間は鉢土があまり乾かないので、水をやりすぎて過湿にならないようにします。
霜の当たらない軒下に植えたものは雨が当たりにくく、土が乾きすぎると開花期が遅くなるので月に1~2回、暖かい日の午前中にたっぷり水をやって、土が乾きすぎないようにします。
・肥料について
球根内に十分な養分をもっているので、肥料はほとんど必要としません。
与える場合には球根植えつけ後、土の上に緩効性化成肥料を置き肥します。
鉢植えも同様で、塩分を含む肥料を土中には施さず、土の上に置き肥として施す方が根張りがよくなります。
葉の緑色の間は、月に1回くらい液肥を水やりの代わりに与えると、球根の肥大がよくなり、翌年も開花します。
・主な病害虫
日当たりの悪い所や、通風と水はけの悪い所では、梅雨の長雨の時、葉枯病が出ることがあります。
また、蕾や花弁の裏にまれにアブラムシがつくことがあります。
見つけたらエアゾール式の殺虫剤で駆除します。
アブラムシの予防法としては、植えつけ後と3月頃に浸透移行性殺虫剤を株元にばらまいておきます。
主な引用・参考元
・サカタのタネ 家庭菜園