今日は1月11日。
鏡開きの日です。
お正月に年神様に供えた鏡餅をお雑煮やお汁粉にして食べ、一家の円満を願う行事とされています。
地方によって日が違い、京都では4日、ほかに20日に行う地方もあるようです。
そんな1月11日の誕生花は、
「ロウバイ」
というお花です。
今日はこのロウバイについてご紹介します。
◆特徴
ロウバイは、中国原産のロウバイ科ロウバイ属の落葉低木です。
名前の由来は様々で、
- 中国名の蝋梅(ラーメイ)を日本語読みしたもの、
- 花の色や光沢が蜜蝋を連想させるから、臘月に花が咲くからなどがあります。
日本には江戸時代に渡来したそうです。
樹高は2mから4mほどに生長し、細い枝を様々な方向に伸ばします。
枝先に黄色い芳香のある花を咲かせます。
花びらには蝋をかけたような鈍い光沢があり、透けるような質感をしていることが特徴です。
開花時期は1月から2月頃で、葉は花の後に芽吹きます。
花の時期以外はあまり目立ちませんが、新春に香り高い花を咲かせる貴重な存在です。
花色の濃淡は種類によって差があるほか、原種は中心部が赤紫に染まります。
中国では、ウメ、スイセン、ツバキとともに、「雪中の四花」として尊ばれています。
日本に渡来した江戸時代初期には、ほかの花木に先駆けて咲く香りのよい花として愛され、生け花や茶花、庭木として利用されてきました。
フルーティーな甘い香りを放たれ、香水や化粧品などにも利用されます。
◆花言葉
・慈愛
冬の寒い季節に咲く控えめで奥ゆかしい花の形と花色からつけられています。
・先導
厳しい冬の寒さに負けず、他の花々の先陣を切って黄金に輝く花が懸命に咲くことからつけられています。
◆育てる際に気をつけたいこと
・育てる環境
庭植えは半日陰から日なたに植えつけ、春から夏までは日によく当てます。
土質はあまり選びませんが、過湿に弱く、根腐れを起こして枯れやすいので、水はけのよい場所が適しています。
冬に開花するため、寒風の当たらない場所を選ぶのがおすすめです。
大きく育つため、鉢植え向きではありません。
・水やり
4月から10月上旬まで、土の表面が乾いたら十分に与えます。
・肥料について
成長期の4月から5月と、寒肥として12月に、緩効性化成肥料や有機質肥料を施します。
未開花株には追肥として、9月上旬に標準施用量の半量を施します。
・主な病害虫
特筆すべき病害虫はありません。
葉に黒い斑点が出たり、黄色くなったりするのは、水はけが悪いか、土壌が硬く締まっていることが原因です。
主な引用・参考元
・みんなの趣味の園芸