1月

1月12日の誕生花〜黄バラ(ソレイユ・ドールなど)〜

今日は1月12日。
スキーの日だそうです。
1911年1月12日にオーストリア陸軍のレルヒ少佐が、新潟県高田(現在の上越市)の陸軍高田歩兵第58連隊の青年将校に、日本で初めてスキーの指導を行ったことにちなみます。
スポーツ用品メーカー・ミズノの直営店・エスポートミズノが1994年に制定し、その後全日本スキー連盟も関係諸団体との協議を行って2003年に制定されました。

そんな1月12日の誕生花は、
「黄バラ」
というお花です。

今日はこの黄バラについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

黄色いバラ

黄バラは、中近東やヨーロッパが主な原産のバラ科バラ属の低木またはつる性の多年草です。
黄色のバラの歴史はバラの中では比較的浅く、19世紀以降に続々と黄色の新品種として誕生するようになりました。
1900年フランス育種家ペルネ・デュシェが、ハイブリッド・ティー系と中近東の黄色い原種「ロサ・フェティダ・ペルシアナ」を交配させ、オレンジ黄色の「ソレイユ・ドール(黄金の太陽)」を作出したことが始まりとされています。
それまで白や赤やピンクのみのバラの色に、画期的な黄色系の色が加わりました。
しかし「ソレイユ・ドール」は四季咲き性がないので、一層の改良が加えられることになります。
1907年には四季咲き性の「リヨン・ローズ」、さらに1920年には完全な黄色のバラ「スブニール・ド・クロージュ」が登場しました。
ドイツのコルデスは「スブニール・ド・クロージュ」の子の「ジュリアン・ポタン」から1933年に「ゲハイムラート・ドイスゲルヒ(ゴールデン・ラピチュア)」を作出し、これが今の黄色のバラの親であるとされています。

◆花言葉

・平和、励まし

アジアやエジプトにおいて黄色は永遠の豊かさの象徴とされてきました。
仏教においても高貴な色として扱われておりそういった背景が黄バラの色合いからつけられたのでしょうか。

・ジェラシー、薄らぐ愛、別れよう

キリストを裏切ったとされるユダが黄色い服をきていたというのが由来だと言われています。

・君の全てが可憐

気高さをイメージさせる赤いバラや白薔薇と違い、かわいらしくて親しみやすい黄色いバラの色合いにちなむ花言葉です。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

鉢植えで育てるときは、季節や天気に合わせて鉢の設置場所を移動しながら育てます。
好ましいのは柔らかい日差しに3時間ほどあてることです。
梅雨や台風の時期は雨風をしのげる場所に移動させてください。
冬の間も防寒対策をすれば、屋外で越冬できます。
地植えで育てるときは、直射日光が長時間当たる場所は避けるようにします。
鉢植えと違い移動させることができないため、真夏の日照時間や梅雨時の風通しなど、生育条件を考慮して植える場所を選びましょう。

・水やり

春から秋の間は基本的に表土が乾き切ってから水やりをしてください。
基本的には涼しい朝の時間帯に水やりをします。
真夏は水が乾きやすいので1日1回を目安にしますが、土が乾いていたら夕方にも水やりしましょう。
葉に水がかかって数日乾かないままだと病気にかかりやすくなります。
できるだけ株元に水やりをするようにしましょう。
ただし、その日のうちに乾燥しそうであれば、葉水をかけてあげるとハダニ予防につながります。

・肥料について

地植えで育てるときは、植え付け時に底穴に元肥を与えます。
年1回の寒肥は地中深くに埋めるようにし、年3回ある追肥に関しては枝先の真下に株を囲うようにまきます。
鉢植えで育てる場合は元肥と寒肥は不要で、追肥だけ定期的に与えるようにします。
鉢植えのバラには、3・6・9月に粒状肥料を表土にまくか、4〜9月の間1週間に1回、水やりのかわりに水で希釈した液体肥料を与えます。

・病気や害虫

病気:うどん粉病、黒点病

うどん粉病は、粉をまぶしたような白いかびが生える病気で、特に蕾につくと開花を阻害するため注意が必要です。
カビ胞子が風で飛散するため見つけたらすぐ摘み取ることが大切です。
症状が出ている葉や蕾を見つけたら摘み取り処分します。
また、黒点病は葉に黒い斑点ができた後黄変して、落葉してしまう病気です。
バラの葉を減らしてしまうので成長が遅くなり、花が咲きにくくなります。

害虫:アブラムシ、ハダニ、バラゾウムシなど

春先の3月下旬あたりに、バラの新芽にきやすい害虫の代表がアブラムシです。駆除に有効な薬剤は、スミチオンやオルトランの1,000倍希釈液を、新芽周りを中心として株全体に散布しておきましょう。
突然バラのツボミが乾燥したようにしおれてしまったら、まず間違いなくバラゾウムシです。
成虫にはスミチオンなどの殺虫剤を散布して対処します。
落ちた新芽やツボミは卵が産みつけられている可能性があるため拾い集めて処分します。


主な引用・参考元
GreenSnap