5月

5月16日の誕生花〜カンパニュラ・メディウム〜

今日は5月16日。
旅の日と呼ばれています。
松尾芭蕉が「奥の細道」に旅立った日(旧暦元禄2年3月27日)にちなんでいて、1988年に日本旅のペンクラブが提唱しています。

そんな5月16日の誕生花は、
「カンパニュラ・メディウム」
というお花です。

今日はこのカンパニュラ・メディウムについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

カンパニュラメディウム

カンパニュラ・メディウムは、南ヨーロッパ原産でキキョウ科ホタルブクロ属の植物です。
日本には明治のはじめに入って来たとされます。
基本は春にタネをまいて翌春以降に花を咲かせて枯れる2年草として扱います。
ある程度の大きさに育った株が低温に合うことで花芽が作られる性質なので、タネをまく時期によっては、開花が翌々年になることもあります。
カンパニュラの仲間は300種ほどがありますが、このメディウムは一番ポピュラーな種類です。

葉はタンポポのように地面に張りつくように広がり、やがてその中心から花茎がまっすぐに伸びます。
草丈は60cm~1.5m程に成長し、茎は太くてあまり枝分かれせずに真っ直ぐ上に向かって伸びます。

たくさんのベルをつり下げたような花姿から、「フウリンソウ」「ツリガネソウ」とも呼ばれます。
花色は、ピンク、ホワイト、ブルーから紫までさまざま。
淡い花色に大ぶりの花をたっぷり咲かせるのでボリュームがあるうえ、華やかな八重咲きタイプもあります。
花が咲くには、十分な大きさに育った株が冬の寒さに当たることが必要です。
しかし、最近では寒さに当てなくても開花する園芸品種がつくり出されています。
咲き終わると果実が実り、タネを残して株は完全に枯れます。

◆花言葉

・うるさい

横や斜めに向いた釣鐘や風鈴のような花が風に揺れているように見えることから、にぎやかに鳴る鐘の音や風鈴の音を連想してつけられたのでしょう。

・幸せに感謝

花の形を教会の鐘になぞらえて、その教えを説いたものだそうです。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

風通しのよい日なたで育てます。
日陰では生育が難しいです。
庭植えの場合は、土を20~30cm盛り上げたところに植えます。
土には完熟堆肥を混ぜて水はけをよくし、さらに石灰を混ぜて中性~弱アルカリ性にします。

・水やり

鉢植えは表土が乾いたら十分に与えます。
庭植えの場合は、晴天が続いてよほど乾燥しないかぎり必要ありません。

・肥料について

小苗を植えつけるときに、三要素等量配合の緩効性化成肥料を3号鉢相当の株で一つまみ、元肥として施します。
その後、冬を除く生育期間中に月2~3回、草花用の液体肥料を1500~2000倍に薄めて施します。
鉢、または花壇への定植時に、元肥として三要素等量配合の緩効性化成肥料を3号鉢相当の株で一つまみ施します。

・病気と害虫

病気:菌核病、斑点病、白絹病、根腐病、灰色かび病

6月から9月に発生する菌核病や根腐病、一年中発生することもある斑点病や褐斑細菌病、5月から9月に発生する白絹病で株が枯れることがあります。
これらに感染した株は根ごと取り除きます。
風通しと水はけをよくすると発病を抑えることができます。
白絹病の場合は放置すると病原菌が土中で長期間生きて、毎年発病を繰り返します。

害虫:ヨトウムシ

ヨトウムシはヨトウガの幼虫で、葉を暴食します。
主に晩春から初夏と、初秋の2回を中心に発生します。
温暖な都市部では一年中見られることもあります。


主な引用・参考元