5月

5月15日の誕生花〜セイヨウシャクナゲ〜

今日は5月15日。
Jリーグの日です。
由来は、1993年のこの日にヴェルディ川崎対横浜マリノスの試合が開催。
ここから日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が開幕したことにちなみ、公益社団法人日本プロサッカーリーグが2013年に制定しました。

そんな5月15日の誕生花は、
「セイヨウシャクナゲ」
というお花です。

今日はこのセイヨウシャクナゲについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

西洋石楠花

セイヨウシャクナゲは、花が豪華で造園材料としても人気の高い常緑低木です。
19世紀頃にアジア地域で発見された石楠花(シャクナゲ)がヨーロッパにもたらされて改良されたものです。
その花の見事さが評判となり、交配による増やし方によって現在では世界で5,000種を超える園芸種があります。
現在日本で自生している日本シャクナゲは葉も花も小さいもので、これに比べセイヨウシャクナゲは葉が大型で花も大きいのが特徴です。
また日本のシャクナゲより丈夫なことも人気の理由の一つです。

セイヨウシャクナゲという名前は、日本シャクナゲと姿形が似ているため日本でのみ呼ばれている名前です。
欧米では「ロードデンドロン」と呼ばれます。
なお石楠花(シャクナゲ)という漢字名は、中国で漢方薬の生薬として用いられていた植物「石楠(せきしょう)」の葉の石楠葉(せきしょうよう)が日本に伝えられた時に、その特徴的な葉がシャクナゲの葉と似ていて、同じ様な常緑の葉を持つシャクナゲと間違われた事からこの漢字名が当てられたものです。

日本シャクナゲと見分けるときは葉に注目します。
日本シャクナゲは葉裏が茶褐色で薄い毛が生えているという特徴があるのに対し、セイヨウシャクナゲの葉裏は緑色で、毛が生えていません。

開花時期は4月から5月後半で、花色や花形、葉の形も多岐にわたり、非常に豪華な花を咲かせます。
紫のフリルの入った花を咲かせる「パープルスプレンダー」や葉に斑が入り花も赤い覆輪の入る「ルーズベルト」などの種類があります。

花を楽しむ庭のワンポイント的な利用や、高さが1~3mにもなるので、その樹高を生かした目隠し的な使い方もお勧めです。

◆花言葉

・風格、威厳、荘厳

シャクナゲが花木の王と呼ばれていることに由来します。
花の女王と呼ばれるバラと同様、園芸品種としての歴史が長く、多くの品種をもつことを表しているようです。

・危険、警戒

元々シャクナゲの自生する場所が険しい山々であり、採取するのに危険が伴った為と、シャクナゲの葉には毒性があることから注意を喚起する意味合いの花言葉であるとされています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

根元に直射日光が当たると突然、生育障害を起こしてしおれてしまうことがあります。
庭植えの場合、午前中に充分日が当たる場所か直射日光の当たらない半日陰の場所を選んで植えてください。
鉢植えの場合、夏は木漏れ日の下などが理想的ですが、あまり日陰になるような場所は避けてください。

・水やり

庭植えの場合、夏以外は基本的に水やりの必要はありません。
夏の高温期には、土壌が乾きすぎないように、朝か夕方に葉水を兼ねてたっぷりと与えます。
冬期に乾燥が続く場合は、暖かい日の午前中に水やりを行ってください。
鉢植えの場合、根が細く極端な乾燥に弱いため、夏は涼しい朝と夕方の2回、葉水を兼ねて与えます。
冬の間は休眠していますので、土が乾いたら水を与える程度にし、水の与えすぎに注意します。

・肥料について

肥料は寒肥として2月頃に、庭植えの場合、油粕主体の有機肥料を与えます。
鉢植えの場合、緩行性の化成肥料を与えます。
庭植え・鉢植えともに、花後のお礼肥として緩効性の有機肥料か化成肥料を与えます。

・主な病害虫

栽培環境さえ良ければ病害虫の心配は、ほとんどありません。
ただし春頃に、アブラムシやグンバイムシ、ハダニが発生しやすいので、予防のため3~10月ごろまで消毒します。
また、秋頃にベニモンアオリンガが発生することがありますので、8~10月に消毒します。


主な引用・参考元
LOVEGREEN