1月

1月2日の誕生花〜ハボタン(ハナキャベツ)〜

今日は1月2日。
書き初めの日です。
年が明け初めて、毛筆でめでたい書や絵をかく行事です。
宮中で正月2日に行われていた「吉書始め」が由来とされ、江戸時代以降庶民にも広まりました。

そんな1月2日の誕生花は、
「ハボタン」
というお花です。

今日はこのハボタンについてご紹介します。

目次
◆特徴
◆花言葉
◆育てる際に気をつけたいこと

◆特徴

葉牡丹

ハボタンは、ヨーロッパ原産のアブラナ科アブラナ属の多年草です。
ボタンのような見た目、形はキャベツのようなハボタンは、キャベツから種改良をされ、今の形になっているとされています。
葉の形がボタンに似ていることからこの名前が付けられたそうですが、別名「ハナキャベツ」とも呼ばれています。
日本で改良が進んだ品種で、江戸時代から栽培されている「古典園芸植物」のひとつとされています。

葉が丸いものや切れ目が入っている切れ葉、葉のふちがちりめん状に縮れている縮れ葉などがあります。
雪の結晶のように葉に深く切れ込みが入り、葉脈部分しかないように見える品種などもあります。
葉の色は外側が白や濃い緑色から始まり、内側になるにつれ緑、白、ピンクとなっていくのが一般的です。
緑と濃い紫色だけの品種や白と緑だけの品種などもあり多彩です。

キャベツに似た見た目のハボタンは、アブラナ科の植物なので農薬を使わないで育てていれば食べることはできますが、一般的に売られているものは綺麗な見た目になるように農薬を使っているものが多いです。
自分で種まきからした場合は大丈夫ですが、観賞用に品種改良されたもののため、食べても硬くておいしくないようです。

◆花言葉

・愛を包む

寒さに色づいた美しい葉が幾重にも重なり合う姿をたとえた花言葉です。

・祝福

お正月におめでたい紅白のハボタンが飾られたことからつけられています。

◆育てる際に気をつけたいこと

・育てる環境

通年、日なたで管理します。
関東地方以西では戸外で管理できますが、きれいな状態で長く楽しむには北風や強い霜を避けてください。
茎を切って踊り仕立てにした場合は、茎の切り口が水にぬれて腐らないよう、軒下など雨の当たらない場所に置きます。
酸性土を嫌うので、庭植えにする場合は、苦土石灰などの石灰資材で用土を中和しておきましょう。

・水やり

鉢植えは通年、用土の表面が乾いたら、たっぷり与えましょう。
庭植えは、植えつけ時にたっぷり与える以外は必要ありません。

・肥料について

鉢植えは、5月から9月は緩効性肥料を施し、10月上旬に液体肥料を施します。
庭植えは、5月から8月に緩効性肥料を施します。
ハボタンは気温が下がる10月下旬から色づき始めますが、そのころに肥料が効きすぎていると着色部に緑色が混じってきれいに色づきません。
9月末以降は効果が短期間で切れる液体肥料がおすすめです。
多肥状態は避けますが、肥料切れを起こすと発色が悪くなります。

・病気と害虫

病気:黒腐病

葉の縁が黒く枯れこむ黒腐病が7月から10月に、高温多湿で肥料過多の場合に多発します。
風通しを図ることと肥料を施しすぎないことが発病させないコツです。

害虫:アブラムシ、ハスモンヨトウ、コナガ、アオムシ

アブラムシが通年、発生します。
ハスモンヨトウは4月から11月に発生します。ふ化後、まもないころは1枚の葉に集団でいるので、こまめに調べて手で取り除きます。
コナガは4月から11月に発生します。新芽の中に潜り込み、殺虫剤が効きにくいので、指でつまんで取り除くのが確実です。
アオムシは3月から11月に発生します。見つけやすいので手で取り除くとよいでしょう。


主な引用・参考元
みんなの趣味の園芸